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カテゴリ:アジア映画(07)
今年の韓国旅行記の最終日はまだ書いていないのですが、実は釜山でV-CDを買いました。三個10000W(約1200円)で安いのです。その中の一枚に2000年の韓国映画の傑作「私にも妻がいたらいいのに」がありました。もちろん韓国語オンリーです。
![]() 私にも妻がいたらいいのに(DVD) ◆20%OFF! 原題は「ナド アネガ イッスミョン チョゲッタ」。日本語と文法が同じなので、ハングルがよくわからなくてもなんとなくわかりますよね。映画では、このせりふがまずは男のほうから、次には女のほうから出てきます。非常によく練られた恋愛映画です。主演は、私がともに韓国俳優NO.1に推すおふたり。ソル・ギョングとチョン・ドヨンさまです。その演技派が、今回はなんともごく普通の銀行員と学習塾教師の役を演じているところがすごい。ふたりとも『普通』に見事になりきっています。 V-CDはDVDと違い、片面が1時間でいっぱいなので、たいていは二枚組みです。しかも、リモコンで操作できないので、機械に入れると、エンドレスでずーと再生しっぱなしになります。それがハングル学習には有効で、寝る前のミュージックとして数日流してみました。前に一回見ているので、筋はわかるのですが、やはり微妙なところがわからずに、今回新たにDVDをレンタルしてみてみました。 『愛は勘違いで成り立つ』昨日思いつきで書いたことですが、まさにそれを証明するような映画です。けれども『恋愛はあいてをおもいやるあいで成り立つ』ことも描いています。 新たな『愛の法則』です。 雨宿り、傘、ビデオ、鉢植え、飴、コイン、手品、そのような小道具を見事に活かしながら、じっくりと二人の心理を描写します。ときどき見事に経過を省略して、集中してみないと突発に事態が変わったかのような印象を受けます。今回じっくり見させてもらって改めてすごい映画だし、二人とも監督の要請に見事にこたえていると思いました。 ナドアネガイッスミョンチョゲッタ。
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