2007/12/23(日)13:21
天皇会見あるいは水葉さんの論理
「ワーキングプアは自己責任だ」などとのたまっておられる輩(敬語がむちゃくちゃ、で、以下の乱れも許してね)は、基本的には保守主義の人たちとは重ならないのだろうと推測しています。だから、天皇誕生日に天皇が次のようなことを言ってもあまり心に響かない人たちなのだろうと思っています。
天皇陛下会見全文(上)(朝日)
社会格差の問題については、格差が少ない方が望ましいことですが、自由競争によりある程度の格差がでることは避けられないとしても、その場合、健康の面などで弱い立場にある人々が取り残されてしまうことなく、社会に参加していく環境をつくることが大切です。
また、心の中に人に対する差別感を持つことがないような教育が行われることが必要と思います
別に天皇として画期的なことを言われているわけではないでしょう。戦後立つ位置はずーと変わらなかった。変わったのは、日本の政治が変わったのである。
新自由主義の風に吹かれて流行の言葉を言う人は、やがては波に乗り遅れるか、1日明けたら見事に新しい仮面をかぶるか、将来のことは分らないけれども、いまのところはやはり理論的に反論しておかなくてはならないのでしょう。Tomorrow is Another Happyの水葉さんが見事に整理してくれていた。
彼らの論理を三つに整理して見事に反論している。
1)不正受給が多いから、受給額を減らして、生活保護のうまみをなくすべき
2)自分もこんなに生活を切り詰めているのだから、生活保護受給者ももっと生活を切り詰めるべき
3)生活保護受給者は、自己責任。そんな人たちの面倒を手厚く見る必要はない
反論内容は記事を見てもらうとして、なるほど、なるほど、としか言いようがない。
記事をリンクさせてもらって、私もいざと言うとき困らないようにしたいと思う。