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再出発日記

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2008年10月20日
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いつからこんなに涙もろくなったのだろうか。人が死ぬ話の「その日のまえに」を読んだときには、死ぬ話だから当たり前だと思っていた。けれどもこの短編集では、ひとは一人しか死なない。けれども、やっぱり喫茶店や食堂でずいぶんとごまかすのに苦労した。私は家で本を読む習慣を持っていない。もう20数年間、食べる時間が読書の時間であり、ふとした待ち時間が読書の時間だった。だからどうしても人前で読んでしまう。小学生から、中学生にかけて、いじめや、誇りや、不安や、後悔、そしてぱっと世界が開けたときの感動、そんなことに触れて涙がでて止まらない。

きみの友だち新潮文庫 重松清
重松清は本当にずるい文章を書く。
ピュアな彼女や彼らたちが、試練に会う。
そして克服していく。
押し付けでない感動にやられてしまう。

私が子供の頃には「いじめ」という高度に洗練された社会的なパワハラはなかった。と私には思える。だから彼ら彼女たちが極度に「一人ぼっち」を恐れる心情をイマイチ理解しきれていないと思う。でも、「小さい者たち」が必死に頑張る姿にはやはり世代を超えて訴えるものがあるだろう。

これは、映画化されているという。この群像劇をどのように処理しているのか、何とか時間を見つけてみて観たい。





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最終更新日  2008年10月20日 22時49分47秒
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Re:「きみの友だち」子供たちの試練に共感(10/20)   ももたろうサブライ さん
私はKUMAさんとほぼ同世代ですが、子どもの頃に「いじめ」はあったと思いますよ。
ただ、学校以外に町内のつながりとかも強くて、逃げ場がいろいろあったような気がします。
その頃と今では違うところが他にもいろいろあるのでしょうけど。 (2008年10月21日 19時37分38秒)

Re[1]:「きみの友だち」子供たちの試練に共感(10/20)   KUMA0504 さん
ももたろうサブライさん
>私はKUMAさんとほぼ同世代ですが、子どもの頃に「いじめ」はあったと思いますよ。
>ただ、学校以外に町内のつながりとかも強くて、逃げ場がいろいろあったような気がします。
>その頃と今では違うところが他にもいろいろあるのでしょうけど。
-----
私のところは田舎のせいか、それとも私が鈍感なせいなのか、「いじめ」はあったけど、「高度に洗練された」いじめはなかったように思えるのです。

ただ、友達との付き合いの中で後悔はあります。いわゆる軽い知恵遅れのY君がいたのですが、みんな彼を「馬鹿に」していたのです。私はこれをイジメとは思っていません。みんな一致団結するというやり方ではなかったからです。私は普通に接していました。そしたら、私に異様になつくのです。わたしは適当に相手にしかしていなかったのです。後年、かれは不良グループについていって大阪までいき、20歳前後で死んだと聞きました。非常にショックでした。何が出来たのか、未だにわからないのですが、私は彼のともたぢでは決してなかったことだけは確かです。 (2008年10月21日 22時28分06秒)

Re:「きみの友だち」子供たちの試練に共感(10/20)   くまりねっと さん
トラックバック、ありがとうございます◎
私はこの本がとても好きです。
「いじめ」もそうですが、顔のない「みんな」に縛られていく「みんな」の姿に、私はすごく共感できました。

いじめ事態が変わっているかどうかはわからないですが、今、1986年に起きたいじめ自殺の事件の傍観者の証言を中心に調べているのですが、それだけ見たら根本は変わっていないんじゃないかなぁという印象です。

いきなり色々のべて申し訳ないです。
トラックバックありがとうございます。また遊びに来て下さい。 (2008年10月22日 20時37分22秒)

Re[1]:「きみの友だち」子供たちの試練に共感(10/20)   KUMA0504 さん
くまりねっとさん
コメントありがとうございました。
私の子供の頃は70年代はじめなので少し事情は違うかもしれませんが、私が鈍感で気がついてないだけかもしれません。「仲間はずれ」と言う言葉はあのころもあったような気がしています。
映画を何とかしてみたいと思います。 (2008年10月23日 08時09分03秒)

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