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カテゴリ:労働
今年の流行語大賞はどれなるのかとふと思ってみてみたら、すでに候補が上がっていました。
2008年ユーキャン新語・流行語大賞の候補語60語を発表します。 このことばの中から大賞・トップテンが選ばれ12月1日に発表されます。ご期待ください。 ねじれ国会 糖質ゼロ サブプライム ミシュラン オワンクラゲ キターー!! あげあげ 姫電 せんとくん/まんとくん グ~! アキバ系 ローゼン麻生 ポ~ニョ、ポニョポニョ、さかなの子~♪ メーク・レジェンド 千年紀(源氏物語千年紀) おなごの道は一本道にございます。 オネエマン(ズ) 言うよね? 霞ヶ関埋蔵金 朝バナナ 蟹工/蟹工船 エア芸 婚活 カレセン くいだおれ太郎 おバカキャラ 世界のナベアツ ホームレス中学生/解散! 私もあなたの作品の一つです これでいいのだ キモティー 屁の突っ張りでもないですから アラフォー 居酒屋タクシー 一斉休漁 ゲリラ豪雨 汚染米/事故米 名ばかり管理職 チョリ~ッス 後期高齢者 サイバンインコ ゆるキャラ 再発防止検討委員会 毒入りギョーザ チェンジ(CHANGE) あなたとは違うんです メタミドホス ロスジェネ(宣言) ゆとり世代/脱ゆとり教育 ねんきん特別便 燃料サーチャージ フィルタリング 上野の413球 よし、よし、よーし! 神様 仏様 上野様 ささやき女将(つぶやき女将) ガソリン国会 暫定税率 フリーチベット 何も言えねー この一つ一つにユーキャンが解説を付けてくれています。非常に適切なコメントをしてくれています。もしかしたら派遣労働者か。大賞候補としては、私は以下の七つをあげたい。 ●サブプライム 「現代用語の基礎知識」が行なった読者アンケートで「2008年最も印象強い言葉」に選ばれたのが「サブプライムローン」でした。新聞を賑わし始めたのは去年の夏ごろからだったでしょうか。たしかによく見出しを飾りました。でも最初は太平洋の向こう側の話なので実感も沸かなかったのですが、それが今年になってじわじわじわじわと上陸して来たというのが認めざるを得ない現実であります。(戻る) ●蟹工/蟹工船 「蟹工する」「これじゃまるで蟹工だあー」とここまで応用されるとこれも立派な流行語。共産党の志位さんも人気沸騰でこの春には「ウルトラC(志位)」なんて言われたけど、流行語になれず残念でしたね。ところでこの本をベストセラーへと仕掛けたのは出版社ではなく書店の店員さんだったというのはいい話ですね。上野駅のディラ上野店から150冊の注文を受けた版元も最初は耳を疑ったとのことでした。(戻る) ●ゲリラ豪雨 昨年、流行語トップテン入りしたのは「猛暑日」。あの想定外の暑さにもびっくりしましたが、今年の豪雨も仰天でした。実際、この名前は30年くらい前から存在していて、新聞などで使われることもあったようですが、今年は実際にこのネーミングが実感できる初経験だったと言えます。(戻る) ●名ばかり管理職 「そんなのどこの会社も一緒だよ、何いまさら騒いでるの?」なんて、クールなまんまじゃ日本の職場は永遠に変わりませんよ、ねえ課長さん、および店長さんたち。つまり、1月28日に東京地裁が出した判決は、とっても意義深い一歩の証しなんだと肝に銘じましょう。NHKの番組が2007年の秋に番組で紹介して広まったこの問題、北海道新聞は2006年の11月にすでにこの名称を使って報道していたことを付記しておきます。(戻る) ●後期高齢者 どんなに「長寿」「長寿」と呼びかえても、「長寿医療制度」という新しいネーミングはなかなか普及していない模様であり、「うば捨て」まがいの施策なんだと強烈にメッセージしたそのインパクトは近年まれにみる存在かもしれません。その意味ではやはり天声人語が書いておられたように、今年はこの言葉が流行語大賞にふさわしいということなのかもしれませんね。(戻る) ●あなたとは違うんです 「一般に、総理の会見がですね、国民には人ごとのように聞こえるという話がされておりました。今日の退陣会見を聞いておりましても、率直に、そのように印象を持つのです」。こう質問したのは中国新聞の道面記者。これ、ごく自然で、かつ見事に大多数の国民が抱くであろう疑問を代弁してくれていたように思うのですが、いかがでしょう? ちなみに「現代用語の基礎知識」が10月に行なった読者アンケートで「2008年最も印象強い言葉」第2位の得票を得たのがこの言葉でした。(戻る) ●ロスジェネ(宣言) 日本のロストジェネレーションといえば、朝日新聞や雑誌のAERAあたりで盛んにとりあげられていた段階では、どことなくオシャレな響きが感じられたのですが、この「失われた10年」のおかげで就職できないまま大人になった世代、ということになると、ちょっと誤解されやすいネーミングだったのかも。今年創刊されて、「ロスジェネ宣言」を掲載した雑誌「ロスジェネ」創刊号(かもがわ出版)あたりを開くと、彼らの団結する意図、彼らの抱えるプラカードの意味がわかるような気がします。(戻る) そして非常にシビアな目で見ると、大賞は「後期高齢者」か「あなたとは違うんです」になるのでは。でも、受賞者が表彰台に来ないから、ダメかな……。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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