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カテゴリ:洋画(08)
私たちは変われる、私たちは変われる、私たちは変われる、私たちは変われる‥‥‥ホントか?
監督 : スコット・デリクソン 出演 : キアヌ・リーブス 、 ジェニファー・コネリー 、 キャシー・ベイツ 70年人類として生活してきた実は宇宙人の華僑の老人は言う。 「人類は破壊的だ。変われない」 キアヌ・リーブスは聞く。 「それが結論か?」 「そうだ。しかし私はここに残る」 「それは死ぬということなんだぞ」 「わかっている。説明できないのだが、私は彼らが好きなんだよ」 旧作映画はあるようだが、実は原案はもっと旧い。「旧約聖書」ノアの箱舟である。神の御心(キアヌ・リーブスを送ってきた宇宙人)は人類には理解できないのではないか。けれどもなぜいまこの映画なのか? 製作者の意図は明らかである。 以下完全ネタバレ 白い部分をスクロールすると文章を見ることが出来ます。 おそらく環境破壊のことなのだろう、地球の命運は待ったなしのところまで来ている。「地球を人類から守るため」キアヌは宇宙人から「派遣」されてくる。 残念ながら、キアヌがヘレン親子の何を見て人類を救おうと考えたのか、全く謎である。説得力はない。神の御心なんて、そんなモンダと言ってしまえばそれまでなんだけどね。ただキアヌはそれまでまるで人類のことを他人のようにいっていたのに、最後になって初めて「教授のいっていた通りだ。窮地に立ってはじめて我々は変われる」と「我々」を使ったのである。(英語は聞き取れなかったので、翻訳から判断したのだけど林完治さん間違っていないよね)オバマ大統領の「Yes We Can!」をもじったのだろう、と思った。つまり現代的メッセージの強い、悪く言えば「体制すりより映画」ではある。基本的には古臭いファンタジー映画に過ぎない。 もうひとつ気になったのは、最後、人類の電気が一切使えなくなって終わる、ということだ。(自家発電機能を持つ政府の電源、あるいは車のライトさえ消えるのだから、相当徹底していと考えていい)あれがずっと続くとなると、確かに地球の生命体系は保たれるだろう。人類にとってはこっちの方が大変な事態になるだろう、と思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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