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カテゴリ:憲法
今週の「マガジン9条」の「コラムリコラム」で、毎日新聞(8月20日付)の候補者アンケートの紹介しをしていた。おもしろい結果が出ていたので、取り上げたい。
<憲法改正について 自民=賛成97% 反対3% 民主=賛成57% 反対24% その他・無回答19% 公明=賛成73% 反対18% その他・無回答10% 共産・社民=反対100% 9条改正について 自民=賛成82% 反対11% その他・無回答7% 民主=賛成17% 反対66% その他・無回答16% 公明=賛成24% 反対71% その他・無回答6% 共産・社民=反対100%> 「集団的自衛権を行使できるように憲法解釈を見直すべきか」について、賛成が、自民77%、民主25%、公明8%、共産・社民0%となっている。 コラムの筆者たちはは公明党のリベラルぶりを評して「うーん、驚くなあ。確かにかつては、公明党は「反戦平和の党」と自らを規定していた。その根っこが今でも残っているということなんだろうか。 」「そう言えると思う。しかし、それならばなぜ、公明党が自民党にべったり寄り添っているのか、その意味が分からない。政権与党にいれば、自分たちの政策が実現できて、その存在感を示すことができる、という判断なんだろうけど、それにしても国家の根底の憲法観がこれほど違う党と連立しているっていうのは、自分たちで矛盾を感じないのか。彼らはよほど美味しい政権の蜜を味わってしまったのかもしれないな。 」そして選挙後には、民主党にすり寄るのではないかと書いている。私なんかは「この政党には一貫した政治イデオロギーというものはなく、外的世界がどのように変わろうとも、心の平和さえ保てれればそれで目的は達する」のだと思っているから意外でも何でもない。 自民党の憲法改正賛成、九条改正賛成については、今更ながらの話なので、置いておくとして、民主党が「憲法改正には賛成」だが、「九条改正には反対」という結果が出いるのは注目に値する。 実は、これを見て「民主党政権になれば九条は変わらない、安泰だ」と思う人がいるのではないかと危惧している。民主党のマニフェストを見てみれば、憲法改定を「慎重かつ積極的に検討」するとし、日米軍事同盟における「責任を積極的に果たす」立場を表明し、武力行使も含む「国連平和活動への積極参加」などをうたっている。これを見れば、日本国憲法の平和主義の大きな転換を目指していると見ることは充分に出来るだろう。憲法の根幹は九条だけではない。平和的生存権をうたった前文等重要なところはたくさんあって、その根幹が変わるようではとてもいただけない。 四年前から一貫して、私は憲法を守り活かす政党に一票を入れます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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