6856841 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

再出発日記

再出発日記

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

フリーページ

カテゴリ

お気に入りブログ

ベランダだより 202… New! シマクマ君さん

『「難治の国」ある… New! Mドングリさん

昔語り:船場の末裔 New! 天地 はるなさん

韓国旅行2024春旅3… New! suzu1318さん

ネイルとデザート屋… New! はんらさん

カレンダー

2009年11月04日
XML
「あの人たちはみんな、日ごろわるいことばっかりしているから、時々、ああやってどうでもいい人助けをしたくなるんだよね」


陽気なギャングの日常と襲撃
「陽気なギャングが地球を回す」の続篇である。成瀬はを嘘見抜く名人。響野は演説の名人。久遠はスリの名人。雪子さんは精確な体内時計を持っている。その特技を生かして彼らの銀行襲撃は基本的にみごとに成功する。前作は映画にもなった。他の配役は忘れていたのだが、響野だけは強烈で、佐藤浩市以外はありえないとまで思った。世の中、口から先に生まれた人というのは時々いるが、響野までいくと、確かにそれは特技だろう。一見薀蓄を語る頭のいい男にも見えるのだが、ある程度つきあうと、「うんざりしてしまう」というタイプの男である。銀行襲撃のときに10分だけ人々の興味を引くのにちょうどいい男だということになる。それ以外にも役に立つとしたら、この小説の最後に例が示される。なるほど、と思った。

「終末のフール」みたいに深刻なテーマは今回は少しもないので、実に気楽にたのしめばいいという小説である。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2009年11月05日 01時48分29秒
コメント(2) | コメントを書く
[読書(09~フィクション)] カテゴリの最新記事


キーワードサーチ

▼キーワード検索

コメント新着

永田誠@ Re:アーカイブス加藤周一の映像 1(02/13) いまはデイリーモーションに移りました。 …
韓国好き@ Re:幽霊が見えたら教えてください 韓旅9-2 ソウル(11/14) 死体置き場にライトを当てたら声が聞こえ…
韓国好き@ Re:幽霊が見えたら教えてください 韓旅9-2 ソウル(11/14) 死体置き場にライトを当てたら声が聞こえ…
生まれる前@ Re:バージンブルース(11/04) いい風景です。 万引きで逃げ回るなんて…
aki@ Re:書評「図書館の魔女(4)」(02/26) 日本有事と急がれる改憲、大変恐縮とは存…
北村隆志@ Re:書評 加藤周一の「雑種文化」(01/18) 初めまして。加藤周一HPのリンクからお邪…
ななし@ Re:「消されたマンガ」表現の自由とは(04/30) 2012年に発表された『未病』は?
ポンボ@ Re:書評「図書館の魔女(4)」(02/26) お元気ですか? 心配致しております。 お…
むちゃばあ@ Re:そのとき 小森香子詩選集(08/11) はじめまして むちゃばあと申します 昨日…
KUMA0504@ Re[1]:書評「どっちがどっち まぎらわしい生きものたち」(02/26) はんらさんへ 今気がつきました。ごめんな…

バックナンバー

・2024年04月
・2024年03月
・2024年02月
・2024年01月
・2023年12月
・2023年11月
・2023年10月
・2023年09月

© Rakuten Group, Inc.