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カテゴリ:邦画(09~)
映画の楽しみ方は色々とあるのですが、そのひとつにロケ地めぐりというものがあります。映画の場面を思い出しながら、ロケ地に行って自ら立ってみる。出演者に思いを馳せ、監督の目線で作品を見るとまた新たな発見があるものです。
「釣りバカ日誌18」のロケ地のひとつ、倉敷市黒崎南浦の海蔵寺に行って見ました。社長挨拶のときに失敗して自信を無くしたスーさん(三国連太郎)がふと友人の墓参りに立ち寄り居着いてしまったというお寺です。探しに行った浜ちゃんがスーさんを見つけるのが瀬戸大橋の見える下津井海岸であったからお寺もその近くだと思っていてはいけない。まったく違うところでロケをして「ホントのような嘘」を描くのが映画の醍醐味です。 倉敷市玉島を南へ、沙美海岸を更に西に行くと、忘れられた様な海岸沿いの村、南浦があります。その山沿いに海蔵寺があります。行くと、留守番犬がたくさん吼えて住職の奥さんが出てきました。 奥さんの話だと、思った以上にここで色んな場面を撮っていたようです。 三国連太郎が墓の世話をしている場面、なんとも雰囲気のある墓が多く、そこからの景色も抜群でなるほど素晴らしいロケ地選定です。 壇さんと三国の鐘突き堂を背景にしての会話の場面 壇さんの幼稚園の先生の場面(この寺では幼稚園も併設されていました) さすがに中には入れませんでしたが、壇さんの恋人高島たちと地元住民のリゾートホテル反対集会の場所もここの寺の中が会場だったようです。 寺の山門をバックに別れの場面もあったようです。 それにしてもこじんまりとした瀬戸らしい町です。 「もう町は古いのですか。やっぱり漁業で栄えていたのでしょうか」 「いや、もうやっていないけど、酒屋がいくつかあったし、醤油やお酢なんかも作っていたのよ。いい水が出たらしいわ」なるほど、すっかり下津井の町みたいな目でこの町を見ていたけど、いろんな町はあるわけです。 さて、「釣りバカ日誌」は今回で打ち切りだそうだ。おそらく三国連太郎の健康の事情なのだろう。もしかしたら三国の遺作になるかもしれない。必ず見ようと思っている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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