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再出発日記

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2010年05月27日
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カテゴリ:洋画(09~)
衝撃的なのは、やはり映画だからこそ表現できる300万人も餓死したという北朝鮮の生活の再現である。肉があればご馳走と喜ぶ息子。流通が完備していなくて、道沿いの市場で日用品を買う生活。昔の国民的英雄のサッカー選手でさえ、直ぐに貧困に陥る余裕のなさ。炭鉱で働くヨンスの家は、きちんと仕事もしているし、家もある。特別な家庭ではない。子ども一人、妻一人の三人家族である。けれども、妻が悪性の結核に陥るとすぐさまそれが薬を買うことができないヨンスにとっては、死を賭した脱北につながるのである。

noクロッシング.jpg
監督 : キム・テギュン
出演 : チャ・インピョ 、 シン・ミョンチョル 、 チョン・インギ

残された妻子、そして妻が死んだ後の11歳のジュニの生き方は悲惨である。子どもにあそこまで残酷な収容所は世界的にももうないだろう。しかし助監督を初め30人あまりの実際の脱北者がスタッフとして参加しているらしいから、あまり嘘はないものだろうと思う。餓死や暴行で次々と死ぬ子どもたちを引きずりながら処分場へ持っていく衝撃。

「すれちがい」は韓国ドラマの得意芸ではあるのだが、こういう題材でそれはないだろうという展開だった。満天の星の空から一粒だけジュニの頬に雨が落ちたのは、オモニの泪だったのだろうか。

病気が即人の死につながるような、それが当たり前のようにある国は国家としての体をなしていない。最低生計費も保証できないような国は国としての資格はない。ただ、あんまり日本もおおいばりではいられない。現在わたしは最低賃金生活をしているが、二週間を半分過ぎて明日ついに赤字転落の予定である。食事を切り詰めてはいるけれども、明日病院の診療で5000円近く出費の予定。それで一気に破綻してしまう。つまりは現代の最賃とはそういう水準だということだ。安心して病院にも行けないということなのである。





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最終更新日  2010年05月28日 00時33分25秒
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