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カテゴリ:社会時評
私にも弱点はある、というのは冗談で、弱点だらけの私ですが、特につくづく弱いなあ、と思うのは、ポイントカード、クーポン券の類です。
この写真に写っている以外にも実にさまざまなポイントカードがあるのですが、きりが無いので…。楽天ポイントなんか3400ポイント以上貯まっていたりします。この写真の右下隅にあるムービックスカードにいたっては1185ポイント貯まっていて、19回無料で映画を見ることができます。シネマクレールのスタンプは12個やっと貯まって次回は無料で見ることができます。モスバーガーのスタンプ(500円で一個)も10個貯まって次回好きなバーガーを食べることができます。ジョイフルのドリンク割引券は10枚ほど持っていますし、古紙リサイクルカードは68ポイント(一キロで一ポイント)貯まっていて、500ポイントまでの道のりは遠いという状況、薬屋ザグザクのポイントはこの前使ったのでほとんど残っていません。この前タウン情報誌でラーメン半額券の特集をしていて、ついつい9月は6件ほとラーメンの食べ歩きをしてしまいました(不味いラーメン、本来の価格が高すぎるラーメンばっかり)。つまりそれだけ投資しているということです。私にはたいていものを買うときには、品質のよしあしは二の次になり、クーポンや割引に走ってしまうという、わかっちゃいるけど悪い癖があるようです。いや、むしろ生活の買い物ほとんどが何らかの特典が引っ付いていないと買う勇気がもてないという「業」のようなものにまで成長しているのです。昨日の本のように粗食を食べるように決心するぐらいが、私の食生活にとってはちょうどいいのかもしれません。 クーポンやカードは顧客の囲い込みということで、店の方にもメリットはあるのですが、当然客のほうは安く買うことができる。いいことのように思えますが、価格に見合った品質のよしあし(使用価値)よりも、資本力の強い(交換価値)方を選んでしまうという、資本主義の片棒を担いでいるということで目覚めはあまりよくないのです。(使用価値、交換価値の使い方はたぶん正確ではありません)。 人間は弱いものです。タバコは肺がんの明確な原因であるということをつい最近公にしたけれども、それでも約30年、人間はタバコをやめることはしません。 けれども、一方では人間は賢い。人間にとってあきらかな毒である、と認識したタバコを世界的規模で絶滅させるためにいま必死でソフトランディングさせていると思う。私自身はタバコはまだ生涯5本ほどしか吸っていないので、他人事のように語れます。でも、もし強権でこれを禁止していたならば、アメリカの禁酒法ではないですが、闇の世界が広がっていたのは間違いないでしょう。これから20年後にはほぼタバコ吸い人種は絶滅種になっているのではないでしょうか。 これが、地球温暖化、とくに化石燃料を明日からすぐに止めなさい、ということになれば果たしてすぐに応じることができるだろうか。そんなことは無理だ。だから人間は必死でソフトランディングの努力を始めている。間に合うかどうかは分かりません。 人間は弱いけれども 賢い そのあとどんな言葉をつなげることができるか 私には分からない お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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