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カテゴリ:日本平和大会
日本を離れていたせいで、月三回の平和新聞が四部も溜まっていました。ちょっとまとめ読みです。
一番はやはり「11.28沖縄知事選 イハ勝利へ全力投球 ただいま"猛追"中!」というものです。まさに猛追、どちらが勝っても票差は1000票台になるのではないかと言われています。(←ツイッター情報です) 「伊波氏は普天間基地の無条件撤去、名護市辺野古への新基地反対、海兵隊の撤去を掲げ『基地のない平和な日本』をめざす立場を明確にしています。また、実際に三度の訪米活動を含め、普天間基地撤去実現のために全力を上げてきました。 一方で、仲井真知事は、この四年間、辺野古への新基地建設を条件付で容認し、政府と交渉を行ってきました。最近は『日米合意の実行は無理。基地は県外に』と言っていますが、『県内移設反対』と明言することは避けています。氏はマスコミの『県内の可能性が高くなった場合も受け入れる可能性はないということか』との問いに、『状況によって、どうなるか分からない』(10月8日の定例記者会見)と答えています」(11月5日付け「ハトの呼びかけ」) という情勢です。 今回は、沖縄出身ブログへの無差別TBは岩国選挙で効果がなかったことを鑑み、やりません。県外からの応援としては、いまのところは知り合いへがいたら電話してください、としかいえないようです。私は居ないので、皆さんのところへもし沖縄のお知り合いがいたら、ぜひ「イハへ一票」を訴えてください。辺野古の大西さんは「イハでハイ、ハイでイハです」と呼びかけよう、と言っています。 もうひとつ見過ごせないのは、「米実弾演習本土移転 実態は負担増大」というものです。(11月15日付) 1997年以降、県外五ヶ所の自衛隊演習へ「移転」された、沖縄米海兵隊の「県道104号越え実弾砲撃演習」の内容がさらに強化されている実態を報告したものです。 米海兵隊は97年まで沖縄の生活道路104号線を封鎖して155ミリ榴弾砲の砲撃訓練をしていましたが、危険極まりないということで、SACO合意によって、矢臼別(北海道)、王城寺原(宮城県)、東富士(静岡県)、北富士(山梨県)、日出生台(大分県)に「移転」しました。しかし、結果として、発射段数の増加のほか、沖縄では行われていなかった連夜かつ大量の実弾射撃や最大射程の砲弾演習、山岳部や寒冷地での演習、激しい燃焼力のある白リン弾の使用等、非常に強化された内容になっているのです。しかも、演習の際には沖縄から出発し、遠く離れた県外へ出かけた後に帰還するという「遠征軍としての経験をつむ」いわばそれも海兵隊にとっては訓練のうちになるのです。 (以下私の感想) 米海兵隊にとっては時のクリントンと橋本竜太郎が96年に行ったSACO合意はまさに「わが意を得たり」という内容だったということだろう。あれは国民にとっては95年の沖縄少女暴行事件をきっかけにして沖縄の負担軽減を素早く実施したというイメージを持っているかもしれないが、あの時私は「あまりにも素早い」と思ったものだ。たぶん、95年以前から着々と計画されていたものだったのだろう。あのSACO合意によって普天間返還を決めたけれども、それは辺野古に移転するという沖縄県民を馬鹿にするものだったために、本土では起きないような地道な反基地運動のおかげで、いまやっと二日後、伊波さんが勝てば、完全撤去が実現出来そうになるところまできている。 あれから15年、骨抜きにされた本土では反基地闘争は形にならず、米海兵隊の県外演習は、岡山県の日本原までやってくるようになった。日本原ではゲリラ掃討のための、都市型訓練が少しづつ内容を強化されながら行われている。そうやって、アメリカが始める「戦争」に、日本がいつ巻き込まれても、実質的な成果が出せるように「準備」がされているのである。 12月3日から佐世保で行われる日本平和大会に行って来ます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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