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2010年12月30日
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カテゴリ:邦画(09~)
今月見た映画は、六本で既にアップしている。
ひかりテレビ(日本映画専門チャンネル)で幾つか映画を見た。それを紹介。

「雪国」
1950年代の白黒の映画です。池部良追悼特集。セットを組まなくてもロケ地がそのまま1930年代の雪国になっている。岸恵子があまりにも色っぽく、そしてかわいい。

「歓喜の歌」(2008)
12月31日に、ふたつのママさんコーラスの公演が、ある市民会館でブッキングしてしまった。地域の町のママさんと市民会館の職員たちとの悲喜こもごもとした顛末を描くというもの。上映当時、何度も予告を見ていたのだが、見るのを見送っていた。解決策を「ギョーザですよ、ギョーザ」と言って、その次の映像は二つのコーラスが一緒に第九を歌っている場面になったので、「なんだ、解決策は目に見えているじゃないか」と思って見なかったのである。ところが、映画を見ると、合同で公演すればいいわけではないということが分かった。会場の席が足りないので、客があぶれるのである。ギョーザとは「ごちゃ混ぜ」という意味かと思っていたら、私の勘違いだった。年末の忙しいときに、すべてがすんでほのぼのと見るにはいい映画だろうと思う。安田成美がこれで本格復活。ほとんど「てっぱん」と同じ役割をしている。彼女は自分の強みをこの映画で確認をしたのかもしれない。

「クライマーズハイテレビ版」(2005)
堤真一主演の映画版ではなく、NHKが作ったテレビ版である。映画版はテンポがあって、二時間の中に新聞社の緊張が高まっていくのが見事に見えたけど、テレビ版はまた、それとは違う面白さがあった。こっちのほうは、ほぼ原作とおりにすすむ。仕事人として誇りや葛藤の描き方はテレビ版のほうがはるかに良い(居酒屋での喧嘩の場面など)。ただし、長所は欠点。三時間のこのドラマは時に冗長になる。

名前を忘れたけど、20分の短編映画で80年代に作られた村上春樹原作の映画もあった。「パン屋襲撃」だったけ。映画「ノルウェイの森」でほとんど描かれていない「突撃隊」を主人公にしたのではないかと想像できるような作品。或日、空腹に耐えかねた大学生の二人組は共産党員が主人をしているパン屋を襲撃することを思いつく。「いかに襲撃を正当化するか」を彼らの独白で構成するのだが、共産主義理論を引き合いに出しながらもっともらしい理屈をつけるのである。さてパン屋に行くと、どのパンにしようかと思い悩む若い女性がいる。女性が出るまで襲撃できないのでじりじりしながら待っているのだか、女性の心理を学生が想像して独白する。実存主義でそれを説明する。つまり、当時の左翼運動家の思想のパロディになっている。面白かったが気に入らない。当時の思想を智識としてきちんと読み込んでいるのではあるが、「斜に構えてみている姿勢」が私は気に入らない。





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最終更新日  2010年12月30日 10時34分52秒
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