2010/12/31(金)00:33
映画ベストテン邦画編
日本インターネット映画大賞に投票します(今年は時間が出来たので)。今年の映画館での鑑賞本数は101本でした(韓国旅行での鑑賞含む)。よって、その中から20本も選ぶことでさえ困難だったことをお察しください。で、いざ選んでみると、自分の置かれている境遇とか、悩み事とか、興味関心がそのまま反映しているとことに改めて驚くわけです。コメントしていない作品に付いては、リンク先を参照ください。
作品賞投票ルール(抄)
・選出作品は5本以上10本まで
・持ち点合計は30点
・1作品に投票できる最大は10点まで
【作品賞】(5本以上10本まで)
「十三人の刺客 」 6点
「春との旅 」 5点
「川の底からこんにちは 」 5点
「必死剣鳥刺し 」 3点
「ゴールデンスランバー 」 3点
「悪人 」 2点
「オカンの嫁入り 」 1点
「おとうと 」 1点
「ノルウェイの森 」 1点
「カラフル 」 1点
【コメント】
「十三人の刺客」は時代考証、テーマ、エンタメともにベストだった。旧作と見比べたが、「現代性」を見事にはめ込んでいる。「春との旅」はロードムービーで現代の老いを描いているのが新鮮でした。終わり方が安易だったことを除けば完璧でした。「川の底からこんにちは」は一発芸ですね。あの歌にやられました。
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【監督賞】 作品名
[三池崇史 ] (「十三人の刺客 」)
【コメント】
この人こんなにしっかりした時代劇作れる人だったけ。若松孝二「キャタピラ」と比べると、子供と大人。
【主演男優賞】
[仲代達矢 ] (「春との旅」)
【コメント】
ここに出てくる老人の彼はずっとビッコを曳いているのだけど、映画的に一切説明はない。孫娘はずっとがに股歩きです。ここに出てくる人みんなすごい演技なのだけど、それは明らかに仲代の演技に引きずられているのが分かる。こんな役者はなかなか出てきません。
【主演女優賞】
[宮崎あおい] (「オカンの嫁入り」「ソラニン)
【コメント】
満島ひかりと最後まで争いました。結局私の好みであおいが獲りました(^^;)。表情だけで総てを語る女優として日本では右に出るものはいません。
【助演男優賞】
[ 稲垣吾郎 ] (「 十三人の刺客」)
【コメント】
もうこれは決まりでしょう。松平斉韶役はそれほどインパクトがありました。
【助演女優賞】
[満島ひかり ] (「 悪人」)
【コメント】
この映画で最も見ごたえがあったのが、雨の傘の中の柄本明と満島ひかりの邂逅の場面である。予告編には映っていない彼女の表情の変化の中に『人間を信じなくてはいけない』と思わせるものがあった。宮崎あおいと生年月日がまったく同じということは運命以外のなにものでもない。これからずっといいライバル関係でいてほしい。
【ニューフェイスブレイク賞】
[ 初音映莉子] (「ノルウェイの森」)
【コメント】
わざと水原希子ではありません。この映画でのハツミの役はほんの数シーンでしたが、非常に衝撃的でした。
【ブラックラズベリー賞】 「BECK」
作品の中でもっとも肝になる「歌の声」を消してしまうという暴挙は許しがたいものであった。漫画原作を映画にするということは、原作ファンにこびる事だと勘違いしている者たちが作った映画。