|
カテゴリ:韓国旅行(09~)
2010.11.2 (釜山)
適当なバスがないものだから仕方なく、タクシーで東亜大学博物館に寄ってみました。 考古学室は小さかったものの、旧石器から三国時代までの釜山周辺の流れをコンパクトにまとめていました。行って見たいと思っている勒島(ヌクト)遺跡の遺物も纏まって展示されていて、三韓時代と位置づけられていて、おやっ?私の認識と違うぞ、とは思いました。(結局こちらのほうが正しいようです) 器台変遷図も示されていて、興味深いものでした。6世紀の甕棺墓(陶器の棺おけの入った墓)が日本では見たことのないものに変化しており、興味深いものでした。一世紀頃の甕棺墓とそっくりな甕棺は吉野ヶ里その他の弥生後期遺跡に多く見られるのですが、古墳時代に入るとぴたりと無くなります。写真は梁山新基里古墳群出土。変な想像しないでね。 釜山智土洞遺跡では大量の鉄が出土しているようですが、地図にはなかったのでもう既に壊されているのでしょう。 もうずっと前からですが、ありとあらゆる地下鉄には防毒マスクが常備されています。地下鉄サリン事件が世界で初めてあった日本でこのようなことはなくて、韓国ではしている。韓国の北朝鮮への危機意識はこのひとつ見てもタダならないものがあり、日本のように政治的思惑で動いているものではありません。非常に現実的です。だからこそ、韓国が動かないときに日本がいたずらに騒ぐのが危険この上なくて馬鹿らしいと私には思えるのです。(韓国の危機意識に付いてはこの後何度も言及します) 釜山大駅に行き、近くの店で、まずは腹ごしらえということでテジクッパッ(豚汁飯)です。大学前の食堂は概して安い食堂が多い。此処も通常より1000w安い4000wでした。味は普通です。副菜は青唐辛子の生を味噌でつけて食べるようになっています。この後何回もこのタイプの副菜が出てきます。私はやがて一つの仮説を立てるに及びましたが、そのことはまたずっとのちに。 今日のメインの目的地。釜山大学です。釜山大学には、構内にこのような小川が流れています。人口密度が高いはずなのに、公共施設は贅沢な土地の使い方をしているのが韓国です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[韓国旅行(09~)] カテゴリの最新記事
|
|