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カテゴリ:韓国旅行(09~)
2010.11.6(蔚山・釜山)
検丹里遺跡は谷あいにある盆地みたいな平野です。近くに小さな川が流れていていました。このあたりは沼地一歩手前の原っぱなので、そういうことが稲を作るのに適していたのかもしれません。 バスで来なくて本当によかった。たぶん住民もあまり場所を知らないだろうから、看板さえないのだから、たどり着けなかったかもしれない。 タクシーで行って返ってメーターは一万wと少しになっていました。普通ならば、2万w札を渡して感謝の印に「釣りは要らないよ」となるところかもしれませんが、貧乏旅の私は決してそんなことはしない。二万w札を準備していると、タクシーの運ちゃんが 「一万wでいい」 と言うではありませんか。タクシーではさんざん嫌な思いをしてきた私には忘れられない一瞬になりました。さきほど、「遺跡まで何分かかるか分からんよ」と言っていた同僚のタクシーの運ちゃんも車を降りたところにいて「やっぱり何もなかっただろう」とか言ってきていた(見たい)なので、 「とっても面白かったです!ありがとうございました!」 と礼を言うと、私を送ってくれた運ちゃんはにこっと笑ってくれました。 昼食はせっかく来たのでウンチョンですることにしました。店は牛肉料理ばっかりです。産地なのでしょう。ちょうど昼飯時間でしたが、人が多いところを探して入りました。一人なので、焼肉は無理だといわれました。「味噌チゲか?キムチチゲか?」と聞くので、高いほうのキムチチゲ(キムチ鍋)にしました。なんと副食が9品も付いてきました。この地方は副食が多い地域なのかもしれません。しその葉の味噌漬けみたいなおかずをのぞけば、全部とっても美味しいおかずでした。しかもチゲの中にしっかり牛肉のモモ肉らしきものも入っており、肉は期待していなかっただけにとっても嬉しかった。これで6000wならば安い。昨日の咸安の田舎味の昼食が60点だとすれば、今回は100点です。 バスで釜山に戻り、一号線でトンネ駅まで戻り、福泉(ポクチョン)古墳群に行ってみる。二度目だが、以前は時間がなくて駆け足で回った。前回はタクシーを使ったが、今回は行きも帰りもバスを使ったのでたぶんタクシーより6000wくらいは節約できたと思う。(その分駅の事務員にバスの乗り方を聞いて、100m先にあるバス乗り場まで付いて来て貰ったり、帰りはバス待ちが20分もあったりはしたのだけれども) 今回の旅は新しいカメラに買い換えた。前のカメラのバッテリーがすぐに切れるようになったためだ。前々回初めて買ったデジカメは3万円以上した。前回のデジカメは2万円近くした。今回のデジカメは12000円ほどである。ああ、それなのにそれなのに、性能はだんだんと良くなっているという不思議。……ということを言いたいのではなくて、前回のデジカメは1Gのカードを5000円も出して買ったのだが、今回は2GのSDカードがおまけで付いてきているのである。2005年の22日間の韓国旅行の時には旅の後半はカードの容量がなくなってきて、それまでの写真を幾つか消去しながら、撮りたい写真を極力抑えて1000枚以上を撮った。今回は2000枚以上の写真が撮り放題だということになる。それでもうまったくストレスなく、博物館の展示品は条件が許す限りは思いっきり撮っている。特にここの博物館の展示品には、すべて英語日本語中国語の解説が付いているのである。考古学博物館ではそれは少ない。……(ということでいよいよ本題)それで幾つかを選んで解説文と展示品とを交互に紹介します。私の2000枚の写真のうち六割くらいは展示品の写真だけど、それをそのままブログに載せても皆さんにはちんぷんかんぷんだと思うので(これでも)極力載せるのを抑えていたのです(^^;)。でももちろんここに載せたのは撮った写真のほんの一部です。 この博物館の図録は見せてもらったのだけど、写真しかなくて解説がなかったので買わなかった。図書館では発掘報告書がずらりと並んでいたのだけど、これは時間がなくて読めなかった。いや、もともと読めないのだけど、時間があれば眺めるだけでいろいろと発見はあったはずなのではある(検丹里遺跡の報告書にあった地図はここで見つけました)。 企画展示では「靴」の歴史をしていた。こちらは日本語解説はなかった。これは3-4世紀の木の靴(下駄?)だそうです。 日本でもおなじみの藤木古墳から出てきた靴とそっくりの百済の王様の靴(公州)とかあって、楽しいものであった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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