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カテゴリ:韓国旅行(09~)
去年11月の韓国旅行記を再開します。八日目から始めます。五日分ぐらい17回ぐらいの連載になるかな。前回までの記事は、左のカテゴリー「韓国旅行(09~)」をご参照ください。
11月8日(月)晴れ 八日目 茶戸里(タホリ)遺跡にいくために8時にモーテルを出る。今日も晴天暖かい。朝食はゆで卵にした。金海バスセンターの冷たいベンチで食事です。安いというイメージなのだが、最近はコンビニで買うと二個が1200wなんだね。ジュースはモーテルの備え付けです。 遺跡に行くには、金海バスターミナルに行って馬山(マサン)方面のトクサン行きのチケットを買い、トクサンで降りて今度は1番-3番のバスに乗って茶戸里(タホリ)で下ろしてもらうという道筋である。写真は金海を出てすぐに目に付いた奇怪なスローガン。後でよく見ると、チュハナ教会という文字が見えるのでキリスト教の奉仕の精神なのだろうけど、あまりにも軍隊チックなスローガンです。 トクサン行きのバスの運転手は陽気な若いおにいちゃんだった。出発時には馬山行きなのにトクサン行きの人間しか乗らなかったので、「全部トクサンだ!」と私の隣のオバサンと始終世間話をしていました。このバスは市内バスのように途中でどんどん人が乗ったり降りたりするのですが、直通バスのように前払いで申告制なのである。たぶん正確には管理できていないと思う。 トクサンで降りて反対車線のバスに乗ると聞いていたのであるが、茶戸里にいくと知っていたお兄さん運転手は「あっちに行け」と言う。結果、それに従って正解だった。反対側ではなく、角を曲がった停留所で待つのでした。反対側のバスに乗ったら帰ってしまうところでした。一応、行き方は聞いていたけど伝言ゲームだったので微妙な間違いはあるのです。知らないところに行くときには何度も何度も周りの人に確認しながら旅をしていくのが鉄則です。当然バスに乗るときには「茶戸里で下ろしてください」と頼んで乗ります。 乗り換えてバスで10分くらい走ると、突然「ここで降りろ」といわれた。素晴らしい。ホントに何もないところだ。 昌原市茶戸里遺跡とはどんなところか。午後になってやっと見つけた説明版にはこのようにあります。 昨日の金海博物館では、茶戸里遺跡の特別展示をしていて、遺跡発掘中の空中写真を撮っていました。この写真の赤い点のあたりに下ろされました。2009.2月の写真なので現在とほとんど景色は変わっていません。 この遺跡では一号墳からこのような木管の墓(BC1)がそのまま出てきたということで注目されたようです。 もっとびっくりするのは、同時期、豊富な文房具か出土したということです。と、いうことは、楽浪郡つまり中国との交流があったことが分かるということと、この時代に既に「文字」を使用していたということです。 ともかく写真を手がかりに発掘したところの原っぱに下りてみる。ここは貝塚ではないので、土器がごろごろ転がっているということはない。しかし、昨年発掘したばかりなので、まだ草が生えていないところがある。 それらしき土器を幾つか拾う。今回はあまり自信がない。全部現代の土器かもしれない。 当初は住南(チュナン)貯水池で降りろ、と聞いていた。そこにラムサル(?)文化会館があるというのだ。もしかして、既に遺跡の資料館ができているのかと思い歩いていって見ることにした。バス停三つ歩くのは思ったよりも遠いものでしたが、歩いていると、この遺跡のすぐそばは大きな池が広がっているのだということが判ってくる。写真は住南貯水池の南側に広がっているトンパン貯水池。 これがこの池の概要です。当初橙色の14号線を右から左にバスで来て、信号の処で乗り換え、青色の30号線を北に上がり、最初の曲がり角で下ろされたのが茶戸里遺跡です。そこから右上に歩いていって、二つの池の真ん中あたりに赤いポチがありますが、そこがラムサール文化館でした。 茶戸里遺跡はこのような湿地に広がる遺跡だったようです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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