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2015年11月27日
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カテゴリ:日本平和大会
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日本平和大会二日目です。朝の富士山。空気が澄んでいて、よく見えます。

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国際交流分科会「戦後70年、アジアの中の日本 いま東アジアの平和に何が問われているか?」に参加しました。

日中韓首脳会議が行われたこの日、平和運動の現場で、中国からは劉傑(早稲田大学教授)、韓国からはイ・ミヒョン(韓国・参与連帯平和軍縮センター所長)、日本からは川田忠明(日本平和委員会常任理事)が登場して、東アジアの平和について、貴重な話を聴くことが出来ました。

劉傑氏は 「歴史和解には、まず知的レベルの和解がなければ、政府レベルも国民レベルもいったん成立してもすぐに揺らいでしまう。「知の共同体」を成立させる必要がある。具体的には、平和憲法が実現して来た成功と失敗をアジア全体が共有する財産に昇華させることが必要だろう。」と積極的な意見を述べました。「学者レベルでも歴史認識はバラバラである」と言い切ったのが、少しショックでした。でもそれでも前に進む方法はあるということです。

イ・ミリョン氏は「アベ政権の戦争法制定を危険視していること、一方市民社会の反対運動をとても評価していること、市民運動として、平和のために連帯しよう」と述べました。

1番参考になったのは、川田忠明氏の報告です。私の文責で少し詳しく紹介します。(もちろんかなり端折っっています)

戦争法の強行は、海外でも大きな懸念を呼んでいる。しかし、それに対する反対運動は繰り返し大きく中国でも韓国でも報道された。それを通じて、日本と日本人に対する印象が変わった、という人が多い。日本人といえばアベの顔を思い浮かべていた人が、反対運動する新しい日本人を発見した。アベ政治を終わらせ、新しい政権を打ち立てるならば、東アジアの緊張緩和を進める力となることは疑いない。このたたかいで勝利することこそ、アジアと世界の平和にとっての私たちの貢献だ。

「戦争が起きたら、自国のために戦うか?」の問いに、中国74.2%、韓国63.0%、アメリカ57.7%に対し、日本15.2%。これ程戦争への拒否感が強い国民はない。日本人には、世界に例がない「平和への強い道徳的な意識」がある。もっと自信を持つべきだ。

偽りの脅威論

南シナ海の軍事解決は不可能である。南シナ海は、歴史的にフィリピン、ベトナム、マレーシアなどが実効支配していて、元米太平洋司令官も「現実には、軍事対立のない地域」と言っている。「(中国が軍事行動すれば)成功せず、大きな政治的リスクを負うことになる」と分析している。つまり最近のアメリカの行動は失策である。そうは言っても、この行動は双方がコントロール出来ない危機へと発展する可能性を張らんでいる。これに追随する日本政府は、日本を偶発的な軍事的な危機に巻き込みかねない。その時自衛隊派遣は過分な負担になるだろう。なぜなら、さらに軍拡は必要だし、共同訓練はさらに必要。さらにいえば、日本が空になるのをどうするのか。関係のない領域まで出るのは、当然中国にとって脅威。アメリカにとっては自国のリスクが減るので、当然歓迎する。つまり、日本にとっては百害あって一利なし。

尖閣諸島問題も「侵略される」のでなく、日本が「先制攻撃」してしまう危険がある。海上保安庁も、中国船の動向については「領海侵犯」ではなく「領海侵入」と言っているように、外国船に一般的に認められている「無害通航」の範囲に留まっている。もし、自衛隊がこれを武力で対応するようになれば、先制攻撃になる。反撃を招き、武力紛争にエスカレートする。そうなれば、事態は尖閣諸島にとどまらず日本全体を揺るがすことになるだろう。米はこれに関わり、米中関係を壊すリスクは取らないだろう。「日米同盟が強まり、抑止力が高まる」と説明したアベ政権の誤りはハッキリしている。

日本の安全にとって、いま必要なのは「抑止力」ではなく、「外交力」だ。その柱となるのは、以下の点だと考える。
(1)対立する問題を外交で処理するためのルール=条約を東アジアでも締結する。
(2)領土問題は国際法と歴史的経過に基づく冷静な外交交渉に徹する。
(3)北朝鮮核問題を六カ国協議など外交交渉で解決する。
(4)日本が侵略戦争と植民地支配への反省と謝罪を明確にし、外交政策の基本にすえる。


さて、質問時間に移りました。劉傑氏への質問。

二つ印象に残る。

「中国は覇権主義か」
中国は30年で大国になった。国際社会もビックリしている。大国としての心構えが、指導者層は知らず、国民レベルとしてのコンセンサスが出来ていない。今まで国民は国防を進めるのは、四つの近代化の一つで大きく支持している。なぜか。過去の歴史の教訓として、弱い国は虐められるから、強くなるべきだ、と考えていた。いま「大国としての責任」、つまり世界平和への意識が出来ていない。

「歴史認識の違いをどうするか」
それがあっても平和的な共存は可能だと考える。戦争被害に対する認識、中国・朝鮮半島にどういう被害があったかを、まず共通認識を持つ。これは歴史認識の問題ではなくて、(歴史科学の問題)、十分可能である。それが達成出来たら、共存は可能だ。

川田忠明氏に対しては、実は休憩時間に私は「質問書」を出していた。ホントは、分科会として意見をいうつもりで書いていた発言通告用紙だったのだが、意見するほどの活動内容はなかったので、最後だけを付け加えて質問書にしたのだ。しかしこれはこの前ブログにも書いたが、私の最近の大きな問題意識である。大概以下のような内容である。
・戦争法反対運動には、多様な人たちが運動に参加。
・しかし四割の内閣支持率。
・「戦争に巻き込まれる」「憲法違反」「民主主義危機」という正攻法運動だけで良いのか
・四割がなぜ支持をするのか。1番は「受け皿がない」その次の次くらいに「中国・北朝鮮が攻めて来たらだうするのか。カギはかけて置く必要があるのではないか」細かい反論はいくらでもできる。しかし1番効果的なのは、川田さんの云う外交力四カ条という対抗戦略があることを国民に広く知らせること。
(1)その具体的な方法はないか?
(2)参院選までに、連合政府でそれを打ち出せる展望はあるか?

司会は千坂さんだったので、正直に2番目の質問は「ゴメン、無茶振りです」とことわった。千坂さんはとりあえず、二つの質問部分だけを言ってくれた。


川田さんの回答は、大まかに云えば以下の通りだった。
「外交ビジョンをどう打ち出すか、という問いだと思いました。現在の課題は立憲主義を実現する政府を作り出す事。その上で、どういう政府が出来るかはこれからであり、今の時点で打ち出すのは、むつかしい。ただ言えるのは、四カ条の柱は、保守革新問わず一致出来る内容だということです。いま、これで一致出来る「土壌」は広がっているのではないか。皆さんには、是非運動の中で、この外交ビジョンを語って欲しい。アベ政権のやり方では日本はまもれない。どうやったら平和を作ることが出来るか、を語って欲しい」

「保守革新問わず一致出来る内容」という視点は、私に今までありませんでした。目からウロコが落ちたようでした。これなら語れる、そう思いました。


その他の質問で興味深かった点二つ。

イ・ミリョン氏への質問。
「10月11日、韓国は再度教科書を国定にすると、決めた。韓国内で反対運動は起きなかったのか」
多くの国民は反対している。歴史学者は、多く反対である。これは国連のガイドラインにも反していて、私たちは緊急アピールを出した。海外韓国人も反対し、150人の歴史学者が反対声明を出した。果たして教科書を誰が書くのかわからない。多くの歴史学者は協力しない。

劉傑さんへ「台湾問題をどう解決するのか」
中国は「国家の統一」が価値観。台湾を別の国と認めることはあり得ない。「ひとつの中国、違う政治体制」つまり現状維持をして平和協定を結ぶ、それがいいと思う。台湾の平和的安定は、アジアの平和に大きく資する。

非常にためになった分科会でした。

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そのあと、閉会集会のために野外公園に移動した。早く着くと、映画のロケをしていた。近くにいた女学生に聞くと、千葉雄大と小松菜奈が来ているという。男のほうはよくは知らないが、女の子のほうは「渇き。」で鮮烈デビューした彼女だ。色がお人形のように白くて、やっぱりほかの若い女の子とは違ってきれいだ。いいものを見させてもらった。もちろん写真撮影は「やめてください」と言われてしまった。でも映画の場面じゃないから、ひとつだけ。映画は来春公開「黒崎くんの言いなりなんてならない」だということは検索してみてすぐに分かった。強引でドSな黒王子と優しい白王子の間で揺れ動く女子を描く少女漫画の原作らしい。監督・月川翔。脚本・松田裕子。スタッフの様子だと、この公園で1000人規模の集会がこれからひらかれるなんて想像もしていなかったようだ。30分ほどキスシーンを撮って、そそくさと帰って行った。かわいそうだった。

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集会が始まる前に、若者が登壇してデモのラップ調シュプレヒコールの練習をしてくれた。9月に純粋に若者主催のデモに参加した。その掛け声の「あまりにも速いこと」にカルチャーショックを受けた。今回彼らはお年寄りのために少しスピードを緩める[調整]をしてくれたらしい。

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閉会集会で、来年はF14戦闘機の小松基地がある青森が平和大会の会場になると発表があった。遠い。でも、もし行けたならば三内丸山に行きたい。

以下は、帰って岡山県平和委員会と水島平和委員会のために作ったニュースです。

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最終更新日  2015年11月28日 12時21分30秒
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