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2015年12月04日
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カテゴリ:洋画(12~)
11月の映画評をやっとアップします。
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「NO」

これはチリ独裁政権の信任国民投票を一人の若手広告マンがひっくり返す話です。「選挙」をどう闘うか、という話です。「出来レースじゃないか」というあきらめムードや、主婦層や青年に対する訴求力の不足など、まるで今現在のことを言われているようで、去年観た時もぜひみんなに観て欲しいと思ったけれども、今はもっとそう思います。闘うための様々なヒントがあります。

1988年というから、まだたった27年前の出来事です。南米チリの長期軍事独裁ピノチェト政権は、国際的な批判をかわすために、自分たちの政権にイエスか、ノーかを問う国民投票を行うことにしました。今まで力で抑えられていた国民は、不満があっても怖いために、みんな棄権に回ると思われていました。投票日までの27日間、反対派「NO」陣営に許されたのは、毎日深夜15分枠の「TVコマーシャル」だけ。その時に呼ばれたのが、アメリカでCM制作を学んだことのあるプロの広告マン・レネ(ガエル・ガルシア・ベルナル)でした。ガルシアはかつて「モーターサイクル・ダイアリーズ(2003)」で若き日のチェ・ゲバラを演じたことで有名です。闘士の風貌はないけれども、芯のある青年を存在感持って演じました。

はじめ、彼の作る資本主義の象徴のようなCMは独裁政権下で弾圧をうけ迫害されてきた党員たちから非難されます。「俺たちの仲間は殺されたか、行方不明だ。その事を伝えないで、なんの意味があるんだ」と。しかしレネはひたすら「明るい未来、喜び、そして希望」を謳いあげることを主張します。そして、斬新でウイットに富んだ言葉や映像は国民の心をつかんでいくのです。

ピノチェト陣営は焦り始めます。尾行や脅し、ネガティブCMを始めるのです。それに対して、レネはあくまで明るく、ユーモアや批判精神で応えてゆく。果たして、国際社会から見守られた投票は54%のNOで、敵味方も驚いた「無血革命」が実現しました。

80 年代を追体験するような演出効果を狙って、当時の映像とドラマが巧みに融合していく作り方をしています。だから、最初は映像が荒いと感じますが、慣れてください。最終日のCMには、スーパーマン俳優のクリストファー・リーヴ、そしてジェーン・フォンダ、リチャード・ドレイファスなども出演していました。

(2014チリ映画、パブロ・ラライン監督、レンタル可能)






最終更新日  2015年12月04日 15時08分55秒
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