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再出発日記

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2016年01月10日
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カテゴリ:洋画(12~)
後半四作品を紹介します。

201601091913_8966_iphone.jpg
「海難1890」

数年前、紀伊半島を旅した時にその南の突端になぜかトルコ記念館があった。博物館フェチの私は興味深く見た。その時に初めて1890年の日本人の無私の救出劇を知り、そのことが永くトルコ国民の教科書にも載るほどに広く知れ渡り、1985年のテヘラン脱出の契機になったことも知った。そういう意味では、1890年の日本人も立派だったし、1985年のトルコ国民も立派だった。それを、こんな時ではなく、もっと早く作ればいいものを、トルコは大統領の愛国心助成のために、日本は邦人脱出に国会承認なしに自衛隊を使おうとする安保法制導入の理由付けという「政治的な狙い」で映画が作られたのがあきらかで(冒頭にトルコ大統領挨拶まであった)、冷めてしまう。

作り方に見え見えの芝居と台詞が多くて、まるで国定教科書のようだった。
(解説)
日本とトルコの長年にわたる友好関係をテーマにしたドラマ。海難事故に遭ったトルコ軍艦エルトゥールル号への日本人による救援と、トルコ人によるイラン・イラク戦争時の在イラン日本人救出という、両国の絆を象徴する二つの出来事を見つめる。監督は『精霊流し』『サクラサク』などの田中光敏。『臨場』シリーズなどの内野聖陽、『許されざる者』などの忽那汐里、『孤高のメス』などの夏川結衣らが出演する。約100年という歴史をまたいだ展開はもちろん、日本とトルコの知られざる物語にも胸を打たれる。
(ストーリー)
1890年、和歌山県串本町沖。後のトルコであるオスマン帝国の親善使節団を乗せた軍艦エルトゥールルが座礁して大破、海に投げ出された乗組員500名以上が暴風雨で命を落とす。そうした過酷な状況下で、元紀州藩士の医師・田村元貞(内野聖陽)やその助手を務めるハル(忽那汐里)ら、地元住民が懸命の救援活動に乗り出す。イラン・イラク戦争中の1985年、日本政府は危機的状況を理由に在イラン日本人の救出を断念。そんな中、トルコ政府は彼らのためにある行動を取る。
in movix倉敷
2015年12月20日
★★★☆☆

「松川事件」(1961)

国民救援会企画の映画会で観た。
1番最初に「この映画は多くの人々の協力券によって作られた」と書かれたテロップがのる。そういう活動で出来たおそらく最初 の頃の作品なのだと思う。 既に今井正の名作「真昼の暗黒」という冤罪事件の名作がある。山本薩夫は、それよりももっと泥臭くこの作品を作った。2時間40分という異例の長さは必要だった。なぜならば、ほとんどの台詞を公判裁判の記録によって構成したからである。それによって、この事件が警察・検察による冤罪事件という性格だけではなく、地方と高裁審裁判官の「権力に擦り寄る」裁判であったことが、観たもの全員に客観的に分かるように作られているのである。

この事件の内容は、映画を観た者が全て分かるように作られており、その熱が役者たちにも伝わっており、小沢弘治筆頭に被告人20人、刑事や検察、裁判官、弁護士まで、実にリアルに演じた。リアル裁判映画の名作と言っていいだろう。

おそらく、この作品の力もあって冤罪が晴れたのに違いない。誰でも映画を観れば検察も裁判官も無茶苦茶だと思うからである。きっと映画を契機に報道が多くなされ、署名も多く集まったのだろう。公判の内容よりも公判の外の運動が大切だということを立証した作品の一つである。

主催者挨拶で「今回の映画会は倉敷民商事件の冤罪を晴らす運動の一環として企画された」と述べられた。正に、倉敷民商事件も公安が最初から関わり、公判で明らかに冤罪立証が出来ているのにもかかわらず次々と不当判決がなされつつある「権力による弾圧事件」である。

それにしても、この作品がレンタルになっていないのが惜しい。

(解説)
松川事件の赤間勝美被告の自白供述書、第一審、第二審の公判記録を主体に、新藤兼人・山形雄策が共同で脚本を執筆、「武器なき斗い」の山本薩夫が監督したもの。撮影は佐藤昌道が担当した。なお、製作資金四千五百万円はカンパによって調達された。

(ストーリー )
福島の街はまだ眠りに包まれていた。二つの影が冷くいかめしい地区警察署に吸いこまれていった。一人は本間刑事、一人は十九歳のチンピラ青年赤間勝美。東北本線金谷川駅と松川駅間で上り旅客列車の脱線転覆事件があってから一カ月近くたった昭和二十四年九月十日のことである。その日から、激しい赤間取調べが始まった。否認を続ける赤間に、組合幹部への憎しみと恐怖心をあおりたてる果てしない拷問。赤間の瞳は次第に焦点を失っていった。警察官、検察官によってあらかじめ用意されたウソの供述書を筋書通りに作らされた。この“赤間自白”をもとに、国鉄労組から十名、東芝労組から十名が次々と逮捕された。その年の十二月五日、福島地方裁判所で第一回公判が開かれた。赤間は冒頭から警察での自白をひるがえし、無実を主張した。公判は回を重ねるにつれ、この事件をめぐる警察、検査側の陰謀を明らかにしていった。昭和二十五年十二月六日、死刑五名、無期懲役五名、残る十名に長期刑という判決。裁判は被告たちの考えたほど甘いものではなかった。昭和二十八年十二月二十二日、仙台高等裁判所における第二審判決の日がきた。三名をのぞいて全員有罪。判決文というより、検事の最終論告そのものだった。裁告たち、弁護人団は怒りにふるえた。佐藤一被告がトラックの上に立ち、被告団声明を読みあげた。拍手が起り、「真実の勝利のために」の歌声が起った。
(出演)
小沢弘治(赤間勝美)高松政雄(杉浦三郎)寺島幹夫(佐藤一)
後藤陽吉(鈴木信)山科年男
(本田昇)弥富光雄(二宮豊)高橋弘(阿部市次)富田耕生(太田省次)加藤恒喜(佐藤代治)若井一夫(加藤謙三)大竹淳五(二階堂武夫)山本秀記(大内昭三)市原清彦(小林源三郎)渡辺健一(菊地武)藤田啓二(武田久)相川延夫(斎藤千)峰喜与志(岡田十良松)荘司肇(浜崎二雄)林昭夫(高橋晴雄)川村千鶴(二階堂園子)宇野重吉(岡林弁護人)宇津井健(大塚弁護人)下元勉(梨木弁護人)宮阪将嘉(袴田弁護人)千田是也(上村弁護人)中村俊一(袴田特別弁護人)西村晃(吉田部長)多々良純(司検事)
加藤嘉(藤木裁判長)永井智雄(玉田警視)殿山泰司(守屋署長)織田政雄(幸田牧師)岸輝子(園子の母タニ)北林谷栄(武田の母シモ)高友子(高橋の妻キイ子)岸旗江(太田の妻抗子)沢村貞子(斎藤の母すみ)鶴丸睦彦(寺尾裁判長)稲葉義男(原刑事)名古屋章(赤間の兄博)永井柳太郎(阿部の父)井上昭文(本間刑事)矢野宣(井口証人)大谷友彦(神斎刑事)国創典(赤間の父有治)五月藤江(赤間の祖母ミナ)福原秀雄(パン屋の主人)小峰千代子(鈴木セツ)大塚道子(大原美枝子)
2015年12月19日
★★★★☆

201601091913_2434_iphone.jpg
「ピエロがお前を嘲笑う」
はっきり言って、「ナイトクローラー」と同じで、勝ち組みたいなラストを作っているけれども、こういう犯罪は成立しない。しかも、この作品は騙すことが1番の目的であり、「シックスセンス」みたいな清々しいラストもない。糞映画。

(解説)
世間を震え上がらせたハッキング事件を起こし、さらに殺人容疑で追われる天才ハッカーが警察に出頭してくる。ハッカー集団「CLAY」に加担して盗んだ情報によって殺人事件を引き起こしてしまい、今度は自分が狙われていると告白し・・・・。過激なハッカー集団に加担した天才ハッカーが、いつしか危険な世界へとはまり込んでいくドイツ製サイバースリラー。全編に仕掛けられたトリックが話題!
inシネマクレール
2015年12月24日
★★☆☆☆

201601091913_7235_iphone.jpg
「クリード チャンプを継ぐ男」
新しく「クリード」伝説が始まる。「ロッキー7」にして、「クリード1」として、ちゃんと現代ボクシングの映画になっていた。アポロもロッキーも既に伝説の男になっている。これは「スターウォーズ」が30年後の世界から始まっているのと無関係ではない。のだろう。あの時のヒーローが、同じ役者でもう一回脇役として輝く。若者に道を譲るために。30年とは、もうそれだけの時間なのだ。そういう「継ぐ」ということ同時に、変わらない「ファイト」ということを描いて佳作だった。

(解説)
シルヴェスター・スタローンが演じた『ロッキー』シリーズのロッキーが、ライバルのアポロ・クリードの息子と再びボクシングの世界に身を投じるさまを活写した話題作。アポロの息子アドニスが、トレーナーとなったロッキーのもとでボクサーとして成長する姿を見つめる。メガホンを取るのは、『フルートベール駅で』で注目を浴びたライアン・クーグラー。スタローンと『フルートベール駅で』などのマイケル・B・ジョーダンが、師弟となるロッキーとアドニスにふんする。熱いドラマはもちろん、ボクシングシーンも必見。
(ストーリー)
ボクシングのヘビー級チャンピオンであったアポロ・クリードの息子、アドニス・ジョンソン(マイケル・B・ジョーダン)。さまざまな伝説を残したアポロだが、彼が亡くなった後に生まれたためにアドニスはそうした偉業を知らない上に、父との思い出もなかった。それでもアドニスには、アポロから受け継いだボクシングの才能があった。そして父のライバルで親友だったロッキー(シルヴェスター・スタローン)を訪ねてトレーナーになってほしいと申し出る。
in movix倉敷
2015年12月27日
★★★★☆





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最終更新日  2016年01月10日 08時48分08秒
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