|
テーマ:ニュース(99457)
カテゴリ:読書(ノンフィクション12~)
「DAYS JAPAN5月号」 今回の表紙は、DAYS国際フォトジャーナリズム大賞3位のセルゲイ・ポノマレフ撮影「ヨーロッパを目指す難民たち」である。まるでヨーロッパ映画の一場面であるかのようではあるが、ISの台頭や内戦、大国による空爆等々、世界で起きている矛盾の渦が一局に集中しているのが、この難民問題だろう。 今回はフォトジャーナリズム大賞特集。一位もやはりヤニス・ベラキスの難民の写真だった。大雨の中、ギリシャの村でずぶ濡れになりながらマケドニア共和国の警官に国境を渡らせてくれるように頼む難民たちの人生を賭ける眼と眼と眼。杉原の命のパスポートではないが、国境を越えれるか越えれないか、が時として決定的な命の岐路になることがある。 先進国や日本の感度は限りなく鈍い。日本はISのテロには敏感に反応するが、同じ命の問題でありながら、しかもはるかに多くの命の問題でありながら、難民問題には見て見ぬ振りをしている。明日は我が身かもしれないのに。 2014年度、5000人が日本に難民申請をしたのに、受け入れたのは僅か11人だったという! この国際感覚の無さを前提にして戦争法を発動したら、いったいどういう結果になるのか、想像するだけで恐ろしい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年05月04日 17時56分43秒
コメント(0) | コメントを書く
[読書(ノンフィクション12~)] カテゴリの最新記事
|
|