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カテゴリ:中江兆民
猛暑がまだ終わらない8月24日真夏の夜の倉敷駅。夏の旅に出た。無理やり出た。休みが取れないので、仕事が終わると飛んで帰って、倉敷駅から電車に乗って高知へ。午後7時5分発の特急南風。高知で食べれるかわからないので、先ずは電車の中で旅気分のビールを空ける。何だか忙しくて、美味しいという味がしない。得々切符で、特急往復6480円の切符をゲット。2時間40分の夜の電車で、瀬戸内海と四国山脈を横断する。 高知駅では、くず入れさえも、郷里の作家と云うことでアンパンマンが迎えてくれる。 宿は寝るだけと思ったので、「ホテルタウン駅前」という、まんまの名前の宿にした。楽天ネット割大格安3700円!という値段と思えば、韓国のモーテル(現在おそらく3500円以上するはず)よりも上等な部屋でした。 そのホテルの近くに12時まで営業しているというので、利他食堂という魚料理居酒屋に行って見る。カウンターのご主人にこの店の名物カツオの藁焼きを頼んだら、もう品切れでした。カウンターには、伊賀焼きが並んでいて、豪快なカツオ料理に合わそうとするおしゃれな店。 でも、「一口だけならカツオがある」と云うので、それを頼んた。「合うワインは何ですか?」と聞くと、タトール・プリミティーヴォ・サレント(イタリア辛口・プリミティーヴォ種)を勧めてくれた。なるほど、これは合う。カツオも臭みはなくて、甘みのあるような刺しなのだが、それでもワインのしっかりとした香味がカツオにはとっても合うということがわかった。スーパーで買うカツオとは一味も二味も違う。 これはお通しの「うるめいわしとモズクの酢物」。 ご主人が今日の一押しということで、勧めてくれたのがこのメジカの新子。何でも、メジカは大きいモノは必ず鰹節にする上物らしい。しかも、すぐに鮮度が落ちるので決して刺身に出来ないのだそう。しかし、新子(小さな魚)だけは、鮮度が12時間持つそうだ。よって、メジカの刺身が食べれるのは、新子が出回るこの夏休みだけの貴重なものらしい。「羨ましい。私も食べたい」とご主人。閉店間際で売れ残りそうだったので勧めたのは有りありなのだが、高知でしか食べれないということもあり、乗ってみた。味は、ものすごい蛋白。臭みは一切しない。辛口の日本酒と合わせたら、美味しそう。赤ワインとは絶対合わないf^_^;)。ともかく面白いモノを食べさせてもらった。腹は既に一杯だったので、これぐらいで切り上げる。今回の旅はグルメが目的じゃない。あくまでも明日がメインです。帰って早く寝なくちゃ。実は、この旅を通してこの利他食堂が最も美味しい食事になろうとは、この時には思いもしなかったのではある。 高知は、コインパーキングさえ、龍馬を使うのか! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年09月02日 11時36分30秒
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