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カテゴリ:社会時評
さて、霜降の季節の中で、今日はまた冬にひとつギアがチェンジされた。冷たい雨がふって、午後から木枯らしに似た風が吹いた。「冬」といえば… 「通販生活」2016「冬」号がすごいらしい。 2016夏号の参院選特集に対して、読者からの批判や質問に答えた その内容がすごいのである。 いや、すごいのではない。これが本来当たり前の社会に対する態度というものだろう。 それを「すごい」と言ってしまうのは、この10年ほどで社会そのものが変わったからに他ならない。 私はずっと朝日新聞は右転落していったと80年代から主張しているが、日本会議の方々が朝日の攻撃を始めて「朝日は左翼だ」攻撃をしてきた。客観的に極めて政府にすり寄るマスコミ朝日を左翼新聞だと思っている人々は決して少数ではないと思う。 少なくとも政治的主張において、30年以上一切変わらない人たちは、今ことごとく「左翼」に分類されるのかもしれない。それをもし「左翼だとおっしゃるのなら、左翼でけっこうです。」と私も言いたい。 以下通販生活より抜粋。 ☆編集部からのお答え 172人の読者のご批判は、おおむね次の3つに集中していました。 ⑴買い物雑誌は商品の情報だけで、政治的な主張はのせるべきではない。 ⑵政治的記事をのせるのなら両論併記型でのせるべきだ。 ⑶通販生活は左翼雑誌になったのか。 ⑴について申しますと、「買い物カタログに政治を持ち込むな」というご意見は「音楽に政治を持ち込むな」と同じ意見になるのかなと思いました。 たとえば福島第一原発のメルトダウンがいい例ですが、日々の暮しは政治に直接、影響を受けます。したがって、「お金儲けだけ考えて、政治の話には口をつぐむ企業」にはなりたくないと小社は考えています。「政治の話は別にやれ」という使い分けもしたくありません。企業の理念と行動をありのまま読者の皆さんにお見せしたいと考えています。 ⑵の両論併記は、「対立する異論を理解し合う形式」の一つと考えて実行してきました。これからも実行していきます。しかし、憲法学者の約9割が違憲としたほどの「安倍内閣の集団的自衛権の行使容認に関する決め方」は両論併記以前の問題と考えた次第です。 ⑶についてお答えします。 戦争、まっぴら御免。 原発、まっぴら御免。 言論圧力、まっぴら御免。 沖縄差別、まっぴら御免。 通販生活の政治的主張は、ざっとこんなところですが、こんな「まっぴら」を左翼だとおっしゃるのなら、左翼でけっこうです。 「良質の商品を買いたいだけなのに、政治信条の違いで買えなくなるのが残念」と今後の購読を中止された方には、心からおわびいたします。永年のお買い物、本当にありがとうございました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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