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再出発日記

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2017年05月09日
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カテゴリ:洋画(12~)
4月に観た映画は、全部で9作品でした。二回に分けて紹介します。


「ジャッキー ファーストレディ 最後の使命」
冒頭。真っ黒な背景から不安定な音楽が流れ、ジャッキーのアップの顔が登場。知っていたナタリーの顔じゃない。戸惑った。

36歳、ナタリーは順調に階段を上がっている。「レオン」で孤児、「スターウォーズ」でアミダラ姫、「ブラック・スワン」でエキセントリックな役、「マイティ・ソー」で真面目な学者、それらの役を全て咀嚼したうえでこの役がある。ような気もする(^_^;)。彼女を観ているだけで幸せだった。

作品自体は、確かにショックなことがあった直後にしてはしっかりした対応だったと思うが、解説にあるようにそれだけで「ケネディ大統領を創り上げてきた名プロデューサー」というのは、言い過ぎだと思う。

ああいう突発事件のゴタゴタの下で政府がどう動くのか、ちょっと知ることができた。


(解説)
“史上最も有名なファーストレディ”“世界で最も愛されたファッションアイコン”として熱狂的な人気を獲得していた、アメリカのジョン・F・ケネディ大統領夫人、ジャッキーことジャクリーン・ケネディ。
だが、暗殺という悲劇的な最期を迎えたケネディ大統領の葬儀の映像が世界中に流された時、人々は初めて見るジャッキーの姿に驚いた。「ただケネディの隣にいる人」と思われていた彼女が、毅然としたストイックなまでのたたずまいで、二人の幼い子供たちを励ましながら、荘厳な国葬を取り仕切ったのだ。

なぜ彼女は、夫の突然の死で人生が一変したわずか3日後に、今も語り継がれる偉業を成し遂げることができたのか?
そんな疑問から、ジャッキーがケネディと結婚してからの10年間を徹底的にリサーチし、知られざるジャッキーの真実に迫る感動作が完成した。自らの知性と才覚、そして深い愛で“ケネディ大統領”を創り上げてきた“名プロデューサー”の姿が今、明かされる。

ジャッキーを演じるのは、本年度の賞レースを席巻し、2度目のオスカーの呼び声も高いナタリー・ポートマン。『ブラック・スワン』のダーレン・アロノフスキー監督がプロデューサーとして参加し、『NO』でアカデミー賞®外国語映画賞にノミネートされたチリ出身のパブロ・ララインが監督を務めている。
強い想いを貫いた一人の女性の気高くも美しき物語が、ここに生まれた──。

(あらすじ)
1963年11月22日、ジョン・F・ケネディ大統領は、テキサス州ダラスでのパレードの最中に銃撃される。
目の前で愛する夫を暗殺されたファーストレディのジャッキーことジャクリーン・ケネディは、怒りと衝撃に震えていたが、悲しんでいる時間はなかった。すぐに副大統領が新たな大統領に就任して激務を引き継ぎ、刻一刻と夫が過去の人になっていくのを目の当たりにしたジャッキーは、彼の名前と功績が後世に残るかどうかは、この数日間の自分の行動にかかっていると気付いたのだ。

自らの手で築き上げてきた<ケネディ伝説>を永遠にするために、ジャッキーは命の危険さえも顧みず、最後の使命に身を投じる──。


ナタリー・ポートマン
1981年、イスラエル・エルサレム出身。リュック・ベッソンが監督した『レオン』(94)で鮮烈なデビューを飾り、『クローサー』でゴールデングローブ賞助演女優賞、『ブラック・スワン』(10)でアカデミー賞®主演女優賞を受賞。
【その他の代表作】 『世界中がアイ・ラヴ・ユー』(96)、『マーズ・アタック!』(96)、『ジェーン』(16)、99年公開の『スター・ウォーズ』新三部作、『マイティ・ソー』シリーズ

2017年4月2日
シネマ・クレール
★★★☆


「海は燃えている イタリア最南端の小さな島」

手作りパチンコの名人、12歳のサムエレ少年の日常がレポートされる。その島(ランペドゥーサ、島民5500人)に難民が20年間で40万人が渡ってきた。現代でも、狭いボートで数百人でくる映像もレポートされる。年間5万人が渡って来て少なくない人たちが溺れたり圧死したりしてなくなってゆく。

ナレーションはない。説明はなく、淡々と日常と悲劇を映し出す。想田監督の手法である。ただし、DJの場面とリクエストする祖母の部屋と街角の風景を同時に写しているので、映画的な手法も使っている。それはどれも日常場面なので、ドキュメンタリーとしては嫌味はあまりない。

難民とは何か、意味何か、ということにはあまり答えていない。それよりも、難民も一つの背景として、イタリア最南端の小さな島の、歴史的な一側面を切り取った作品に思えた。メリル・ストリープのいうような、それ程の傑作とは思えなかった。

ジャンフランコ・ロージ監督作品。
(イタリア・フランス作品)

2017年4月6日
シネマ・クレール
★★★☆


「LION/ライオン ~25年目のただいま~」

おそらく、(恋人との経緯は怪しいが)多くは事実の通りなのだろうと思う。ラストで映された実物の写真がそれを物語っている。だからこそ、想像していた話の構造がかなり違っていたことに驚いた。私は「自分探しの冒険」だと思っていた。現代から始まり、インドに行って探しているうちに過去が次々と蘇るストーリーを想像していた。違っていた。過去から順番にストーリーが進み、インドへ行くのは最終盤だったのである。

テーマが自分探しではなかったからである。インドで、年間数十万に及ぶ子供の行方不明という現実を告発する社会派作品だった。彼が善良な養子先に出会えたのは、完全な幸運だった。彼の未来には、小さらい、或いは他の悪い未来もあり得た。それはカルカッタにたむろしていた無数の子供の映像でもわかる。

しかし、彼が自分の故郷を見つけたのは、執念なのだろう。イーグルマップアースとはすごい!


(ストーリー)
オーストラリアで幸せに暮らす青年サルー。しかし、彼には隠された驚愕の過去があった。インドで生まれた彼は5歳の時に迷子になり、以来、家族と生き別れたままオーストラリアへ養子にだされたのだ。成人し、自分が幸せな生活を送れば送るほど募る、インドの家族への想い。サルーが抱えた心の大きな穴は、彼を飲みこまんとするほど増大し、遂に彼は決意する。人生を取り戻し未来への一歩踏み出すため、そして母と兄に、あの日言えなかった“ただいま”を伝えるため、「家を探し出す――」と。
監督 ガース・デイヴィス
出演 デヴ・パテル、ルーニー・マーラ、デヴィッド・ウェンハム、ニコール・キッドマン

2017年4月13日
TOHOシネマズ岡南
★★★★


「ムーンライト」
いい意味でも悪い意味でも、期待を裏切る内容だった。ストーリーを読む限りでは、今まで散々映画で扱われている、アメリカ社会のクスリ問題、LGBT問題、イジメ、貧困などを扱って、重く暗いラストがやってくるのだと覚悟して鑑賞に臨んだ。

しかし、少年時に出会った売人は「今は母親が恋しい」と云う犯罪人とはとても思えない男だったし、その恋人は生涯少年を大切に扱う。少年どうしの友情は、やがて裏切りに逢うというのが「映画的」定番だが、そうなっていない。その他、重要人物たちは思いも掛けない変貌を遂げる。

しかし、やはり明るく軽い作品ではない。これが、現代アメリカのリアルなのだ、とやっとアメリカが正面から描いた。その姿勢が評価されたのだろう。

ただ、期待したほど「問題」は炙り出ているのか。むしろ、問題を多く設定したことで、ドキュメンタリー擬きの平凡なドラマになっているのではないか。と思うのである。

(ストーリー)
本年度アカデミー賞3部門受賞
作品賞、助演男優賞、脚色賞

名前はシャロン、あだ名はリトル。内気な性格で、学校では“オカマ”とからかわれ、いじめっ子たちから標的にされる日々。その言葉の意味すらわからないシャロンにとって、同級生のケヴィンだけが唯一の友達だった。高校生になっても何も変わらない日常の中、ある日の夜、月明かりが輝く浜辺で、シャロンとケヴィンは初めてお互いの心に触れることに・・・※R15+
監督 バリー・ジェンキンス
出演 トレバンテ・ローズ、アシュトン・サンダース、アレックス・ヒバート、マハーシャラ・アリ、ナオミ・ハリス、アンドレ・ホーランド

2017年4月13日
TOHOシネマズ岡南
★★★☆



「夜は短し歩けよ乙女」
原作のファンである。原作ファンから見れば、観る前から気に入らない作品になるのは「運命」である。ただ、よく頑張ったとは思う。言葉で作った世界観を、早く動く時計や、李白さんへの慰め言葉をわかりやすく図式化したり、等々あゝ成るほどね、という映像化だった。発見もあった。改変は、思った以上にはなかった。大学祭編のゲリラ演劇をミュージカルにしたのは、流石の映画的。しかも、原作は一年の話だったが、映画は見事に一夜の話にしたのも良い改変だった。

ところが、「運命」からは逃げられない。黒髪の乙女が、ムンと胸を張り颯爽と歩く場面が魅力的ではないのである。しかも、彼女は一回しかオモチロイと言わない。彼女のキャラ立ちができていという致命的な欠点があるのだ。よって、このファンタジーに入り込めなかった。しかも、映画なのに、京都ロケをしていないかの如く「京都らしさ」がないのだ。

偽電気ブランと閨房調査団と達磨の置物に幸いあれ。

■ あらすじ
クラブの後輩である“黒髪の乙女”に恋心を抱く“先輩”は、「なるべく彼女の目に留まる」略してナカメ作戦を実行する。春の先斗町に夏の古本市、秋の学園祭と彼女の姿を追い求めるが、季節はどんどん過ぎていくのに外堀を埋めるばかりで進展させられない。さらに彼は、仲間たちによる珍事件に巻き込まれ……。
■ 解説
第20回山本周五郎賞、第4回本屋大賞第2位に輝いた森見登美彦の小説をアニメ映画化。京都の移りゆく四季を背景に、パッとしない大学生と彼が片思いする後輩の恋の行方を、個性的な仲間たちが起こす珍事件と共に描く。主人公の声を、テレビドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」などの星野源が担当。監督の湯浅政明をはじめ、脚本の上田誠、キャラクター原案の中村佑介ら、森見原作によるテレビアニメ「四畳半神話大系」のスタッフが再集結する。
■ キャスト
(声の出演)、星野源
■ スタッフ
原作: 森見登美彦
監督: 湯浅政明
脚本: 上田誠
キャラクター原案: 中村佑介

2017年4月14日
Movix倉敷
★★★★





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最終更新日  2017年05月09日 19時23分18秒
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