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再出発日記

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2017年06月10日
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カテゴリ:洋画(12~)
今日と明日で日本平和委員会全国大会in岡山が開催されていて、私も参加しています。なので、これは予約で記事を書きました。
それはそれとして、
後半の四作品。★5つが出ました!「人生フルーツ」です。


「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」

冒頭のベビー・グルートの視点で描いた怪獣退治の派手な映像は、そのままこの作品の視点にもなっている。即ち、本格的なスペース・オペラの内容をもちながらも、何処か冷めているのである。そういう、「俺たちは決して(SWのような)主流にはならないぞ」という姿勢が、逆にスペース・オペラファンの心を捉えているのだろう。

私は巷で言うような傑作とは思わない。

いろんな部分が新鮮で、あと一作ぐらいは退屈せずに見ることができそう。それ以降はむつかしいだろう。


最後のひつこいぐらいのおまけ映像も一回やる分にはいいかもしれない。

■ あらすじ
ピーター(クリス・プラット)は“ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー”のまとめ役として、刑務所で出会ったくせ者たちを率いている。宇宙一荒っぽいアライグマのロケットは、ブツブツ文句を言いながらも小さな相棒ベビー・グルートと共に銀河の平和を守るために奮闘。緑色の肌を持つ美しい暗殺者ガモーラ(ゾーイ・サルダナ)らと共に行動し……。

■ 解説
1970年代を中心にヒットした数々のナンバーに乗せ、異色ヒーロー集団が大暴れする『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の第2弾となるSFアクション。銀河の平和に尽力する個性派チームの活躍を描き出す。リーダーのトレジャーハンターを、前作同様『マグニフィセント・セブン』などのクリス・プラットが好演。激しいアクション、つぶらな瞳の“ベビー・グルート”の活躍に注目。

■ キャスト
クリス・プラット、ゾーイ・サルダナ、デイヴ・バウティスタ、ヴィン・ディーゼル、ブラッドリー・クーパー、マイケル・ルーカー、カレン・ギラン、ポム・クレメンティエフ、エリザベス・デビッキ、クリス・サリヴァン、ショーン・ガン、カート・ラッセル、シルヴェスター・スタローン

■ スタッフ
脚本・監督: ジェームズ・ガン
製作: ケヴィン・ファイギ

2017年5月18日
movix倉敷
★★★☆


「人生フルーツ」

シネマ・クレールの一週間一日一度のアンコール上映。日曜日、会場一杯の100十数人が詰めかけた。評判は聞いていたが、まさかこれほどの傑作ドキュメンタリーとは思わなかった。

風が吹けば、枯葉が落ちる。枯葉が落ちれば、土が肥える。土が肥えれば、果実が実る。コツコツ、ゆっくり。人生(は)フルーツ。

90歳の元ニュータウン設計家と87歳の奥さん。その一年間と少しをゆっくりと撮った。(経済優先のために愛知県高蔵寺ニュータウンで果たせなかった事を、自分だけでも実現させるかのように)300坪のミニ雑木林を高蔵寺の我が家に作って、40年間住んでいる。夫婦共々、足下は全然しっかりしている。頭も2人とも極めてクリアー。どうしてこんなにも健康なのか。畑仕事と毎日の仕事と、奥さんの自給自足に近い手料理があるからなのか、と想像しながら映像を見る。彼らの生き方がナレーションの樹木希林の生き方とも重なり、いろんな感慨を覚える。

しかし、ここまでならば現代社会へのアンチテーゼを含んだ「スローライフの提案」作品である。私もそういう予想で、この作品を観ていた。もっとも、それだけでもすごかった。

ところが、撮影して一年後、ご主人が急死する。草取りをした後に疲れて眠って、そのまま起きなかったらしい。木から落っこちたのでも、自転車で転んだのでもない。前半でそういう映像があったので、危なかしいなあ、と思って見ていたけど、(ピンピンコロリの)奇跡のような死に方ってあるんだ。監督は、死に顔をはっきり長く映す。非常に珍しい映像である。

そして、傑作になったのは、その後の展開である。時は急に二ヶ月前に戻る。元ニュータウン設計家は、大きな仕事は尽く断っていたのに、九州の小ささな精神療養所の設計を数日でこなしていたのである。その一部始終をカメラは写していた。これも奇跡としか言いようがない。

人生フルーツ。落ちる前に最も甘い実が成った。

家は生活の宝箱でなくてはならない。

やがて、あの家は無くなるだろう。滅びゆくものへ、それを記憶するのは人間である。

2017年5月28日
シネマ・クレール
★★★★★


「メッセージ」
これはネタバレを絶対してはいけないタイプの作品だった。
先ずは「公式あらすじ」を紹介する。

(ストーリー)

巨大な球体型宇宙船が、突如地球に降り立つ。世界中が不安と混乱に包まれる中、言語学者のルイーズ(エイミー・アダムス)は宇宙船に乗ってきた者たちの言語を解読するよう軍から依頼される。彼らが使う文字を懸命に読み解いていくと、彼女は時間をさかのぼるような不思議な感覚に陥る。やがて言語をめぐるさまざまな謎が解け、彼らが地球を訪れた思いも寄らない理由と、人類に向けられたメッセージが判明し……。

SF映画でアカデミー賞にノミネートされることは珍しいが、結局如何にもアメリカらしい作品だったことで、こうなったのだ。

問題は、「エイリアンがなんの目的で、全世界12カ所に巨大飛行物体で現したのか」その目的が、夢或いはファンタジーだったことだ。それならば、問題は、SF的解釈ではなく、ルイーズの心持ちということになるだろう。「それでも」使命を果たしたのが彼女の自由意思だという処に、物語の薄っぺらさを感じるか、深さを感じるかは、映像と女優の演技次第だったということ。
「その国の言語を獲得する者は、その国の文化をも獲得する」というのはその通りだと思うが、描き方に今ひとつ説得力がなかった。


■ 解説
テッド・チャンの短編小説「あなたの人生の物語」を基にしたSFドラマ。球体型宇宙船で地球に飛来した知的生命体との対話に挑む、女性言語学者の姿を見つめる。メガホンを取るのは、『ボーダーライン』などのドゥニ・ヴィルヌーヴ。『ザ・マスター』などのエイミー・アダムス、『アベンジャーズ』シリーズなどのジェレミー・レナー、『ラストキング・オブ・スコットランド』などのフォレスト・ウィテカーらが結集する。

■ キャスト
エイミー・アダムス、ジェレミー・レナー、フォレスト・ウィテカー、マイケル・スタールバーグ

■ スタッフ
監督: ドゥニ・ヴィルヌーヴ
脚本: エリック・ハイセラー

2017年5月28日
Movix倉敷
★★★



「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」

冒頭、美香の朝の風景。大都会東京で1人暮らしをする女性の「人に群れたくない」孤独を、うまいこと掬い上げている映像に、あっいい新人が出て来たな、と思ったら日本アカデミー賞監督でもある石井裕也作品だった。彼は大作と、このようなインディーズっぼい作品とを交互に作る。

石橋静河は、いい具合に花がない。今回は(「河の底からこんにちは」や「ぼくたちの家族」のように)作品途中で、物語の潮目が急激に変わる場面がない。ゆっくりと確実に変わってゆく。

最果タヒの「詩」が、上手い具合に台詞の中に溶け込んでいる。私が感じたのが何か、この映画に「共感した若者」(がもし居たとしたならば、だが)判るだろうか。「羨ましさ」である。身近に「死」を感じたり、孤独を感じたり、ある日突然速報が流れて、大事件が起きることを「嫌な予感がする」と感じ続けて閉塞感たっぷりの彼ら彼女らに感じるのは、それでも彼らに開けている「未来への時間」という羨ましさである。当たり前の話だ。それでも、そんな当たり前のことに気がつかせてくれる、発見がいっぱいの佳作である。

もちろん、彼らの現実はリアルに描かれていて、彼らが何時も死を身近に感じているのは、理解できる。そういうリアリティがあるからこそ、最後の恋愛映画らしくない彼らの寄り添いが、明るく見えるのである。

■ あらすじ
2017年東京。看護師の美香(石橋静河)は病院に勤める傍ら夜はガールズバーで働き、漠然とした不安や孤独の中で日々過ごしていた。一方、工事現場での日雇い仕事に従事する慎二(池松壮亮)は、常に死の気配を感じながらも何とか希望を見いだそうとしていた。排他的な都会で生きづらさを抱えつつも、懸命に生きるすべを模索する二人が出会い……。

■ 解説
『舟を編む』などの石井裕也監督が、最果タヒのベストセラー詩集を実写映画化。東京を舞台に、都会で暮らす若者たちの出会いと恋の始まりを映す。夜はガールズバーで働く看護師を、石橋凌と原田美枝子の娘である石橋静河、日雇い労働者の青年を石井監督作『ぼくたちの家族』などに出演してきた池松壮亮が演じる。そのほか市川実日子、松田龍平、田中哲司らが共演。

■ キャスト
石橋静河、池松壮亮、佐藤玲、三浦貴大、ポール・マグサリン、市川実日子、松田龍平、田中哲司

■ スタッフ
監督・脚本: 石井裕也
原作: 最果タヒ
エンディング曲: The Mirraz
撮影: 鎌苅洋一

2017年5月31日
Movix倉敷
★★★★





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最終更新日  2017年06月10日 12時00分10秒
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