安倍首相は、昨日の国連演説で「必要なのは、対話ではない。圧力だ」と言い切った。私には、これが「必要なのは、対話ではない。戦争だ」という風にしか聞こえない。こんなことを世界に向かって言い放った日本の首相は、史上かつてない。韓国も、米国も、この間ずっと対話のチャンネルだけは細々だが維持してきた。日本だけが、強い米国の後ろできゃんきゃん吠える犬のように、「圧力だ、圧力だ、圧力だ」と言って、なんら対話のチェンネルをつくろうとする努力の片りんさえも見せなかった。これをまともな外交だと、いえる国は日本以外にはどこにもいないだろう。
その証拠に、安倍首相が演説を始めた途端に、世界の国々は潮が引くように席を立っていったのは、映像から明らかではあるが、日本のテレビはこういうことを一切映さないように、この間安倍首相が作り変えている。井の中の蛙。かつて国連の場で満蒙調査団の結果を受け入れることができずに、席を立たざるを得なかった松岡全権大使の、そのあとに戦争になだれ込んだあの時の轍を再び踏もうというのか。
選挙をするという。北のおかげて支持率が回復している今こそチャンスだと、選挙をするという。森友、加計疑惑隠しと言われても仕方ない。
皆さんに訴えたい。決して自公維に入れてはならない。決して棄権してはならない。それが自民党をストレートに利することだからだ。受け皿がない?確かに今現在はない。しかし、それで自民党にフリーハンドを与えた結果がこれだということをもうそろそろ学んでもらいたい。今のままでは決して政権交代はおきない。しかし「暴走」は止めることができる。それはあなたの一票なんです。