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再出発日記

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2017年10月11日
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テーマ:本日の1冊(3685)



「DAYSJAPAN 2017年10月号」
表紙写真は、基地建設が強行されている沖縄県大浦湾。夜の海で姿を見せたアオウミガメ。2012年3月6日 Photoby Takuya NAKAMURA
今回、米国の極秘の軍事施設「生物・化学兵器のための巨大実験場」などの面白いレポートもあるのだが、最も心に届いたのは、やはり日本の問題。辺野古で基地に反対し続ける文子おばぁ(88歳)が東京に来て講演した時の記録である。
「私は生きるために、死んだ人間の血が混じった泥水を飲んで生きてきたものです」地獄を廻って人間世界に帰ってきた文子おばぁの言葉のひとつひとつが、とても迫力がある。
「憲法9条をなくすなんて、とんでもないことです。9条があったからこそ今までみなさん生きているんじゃないんですか?私たちは二度と戦争はやってはいけないと思っているんです。ですから、命を懸けてゲート前に座っているんです。家庭も何もかも犠牲にして、毎日あのゲート前に座って、機動隊にごぼう抜きにされて排除されて‥‥。私は(機動隊とのもみ合いの中でけがをして)小指を5針縫ったんです。あとは頭を打って救急車で2回も運ばれたんですけど、けれど、基地を止めない限り、私は死んではいけないと思っています」
高校生の質問に答える形で、文子おばぁは日本軍がいかに住民を守るどころか、殺したか、だから米軍に「命を救われた」と本気で思っていると直ぐに答えた。その先に、本土の高校生たちと全く違う世界が広がっていたと、彼女たちには是非気がついて欲しい。
2017年10読了





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最終更新日  2017年10月11日 12時07分43秒
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