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テーマ:本日の1冊(3685)
カテゴリ:読書(ノンフィクション12~)
デイズジャパン12月号 表紙は、農薬・遺伝子組み換え企業モンサント社の野菜種子部門の施設で、容器に分けられたスクワッシュ(カボチャの一種)のタネ。エンクホイゼン、オランダ。2016年7月 モンサント社が不気味だ。今秋奇しくも公開された「ブレード・ランナー2049」では、2025年の人類絶滅の危機を遺伝子組み換え作物によって救い、その膨大な富で新しいレプリカントが登場したことになっている。人類の存在を揺るがす動きが始まっている気がする。この映画に「モンサント社」という言葉が入ってもなんの違和感もない。 残念ながら、遺伝子組み換え作物の害悪は明らかになっていない。安全性も明らかになっていない。おそらく明らかにはならないだろう。多量多品種の食物を食べる雑食性の動物が人類だ。よって、人類の最近流行のアレルギーや不妊、糖尿病などの病気の原因が、遺伝子組み換え作物だと実証することが極めて困難なためである。日本はそして、飼料や加工品の中に、いつの間にか多量の遺伝子組み換え作物を使っている。 沖縄・高江の米軍ヘリCH-53墜落。森住卓氏のその写真とレポートが冒頭に載った。10月11日墜落。18日飛行開始。政府は形だけの抗議を言ってみただけなのは明らか。放射性物質のストロンチウム90が残っているかどうかは、米軍が大型トラック6台分の土を持って行ったために、調べることができなかった。 事故前まで日本の領土だったその土地が、事故後、突然報道陣も閉め出し、警察の捜査権も及ばない「米軍占領地」になる。屈辱である。「高度に発達した資本主義国でありながら、米国の半占領地状態にある」という日本共産党綱領の規定は、まだ生きていると言わざるを得ない。 2017年12月4日読了
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最終更新日
2017年12月04日 18時13分33秒
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