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テーマ:■■東京下町■■(1103)
カテゴリ:旅の記録
水月ホテルの女将の案内で、谷中七福神巡りに出た。東京最古の七福神らしい。時は天涯和尚の指定というから、江戸時代初期であろう。250年前という説もある。1番最初だけ車で送ってくれる。谷中といいながら、此処は田端である。そのあとは徒歩。8000歩という。この歩きだけでも面白い。 1.東覚寺 神様:福禄寿(ふくろくじゅ) 住所:〒114-0014 東京都北区田端2-7−3 此処には赤紙仁王様もいる。220円で、赤紙二つと線香を買ってお供えする。自分の悪い所に貼るとそこが治るらしい。便秘気味なのでお腹に貼る。 2.青雲寺 神様:恵比寿(えびす) 住所:〒116-0013 東京都荒川区西日暮里3-6 異常に人が多かった。 3.修性院 神様:布袋尊(ほていそん) 住所:〒116-0013 東京都荒川区西日暮里3-7-1 巨大な布袋様に驚き! 谷中駅前通りを歩いて行く。 4.長安寺 神様:寿老人(じゅろうじん) 住所:〒110-0001 東京都台東区谷中5-2-22 此処には、狩野芳崖の墓があった。狩野芳崖展を観たとき、その雄大な絵にびっくりした。当時を代表する画家のはずなのに、墓はなんとも小さい。そして夫婦墓だ。 次に行く途中、幸田露伴「五重塔」のモデルとなった塔跡が見える。急いでいたので素通りした。 5.天王寺 神様:毘沙門天(びしゃもんてん) 住所:〒110-0001 東京都台東区谷中7-14-8 戦いの神様らしい。平安時代の作と書いてあった。 6.護国院 神様:大黒天(だいこくてん) 住所:〒110-0007 東京都台東区上野公園10-18 此処に来る途中、「どうして谷中や根津に古い家が多く残っているのか?戦災にあわなかったのか」と女将さんに聞いた。 「それは東大があったからよ」 上野動物園があったから、というような説は今は一蹴されているらしい。 「米軍は勝てると思っていたから、終わる前から、東大をそのまま接収することを希望していたのよ。研究内容をごっそり頂こうという話。だから、その周辺は空襲対象にならなかったの」 びっくりであり、納得する話だった。 「なんとも、自分勝手な国ですね」 「ホントに!」 7.寛永寺 神様:弁才天(べんざいてん) 住所:〒110-0007 東京都台東区上野公園2-1 弁天堂である。10時半から始まって、廻り終えるのに、4時間近くかかった。朝偶然隣り合わせになった豊田市から来た御婦人(毎年来て七福神巡りをしているらしい)と客は2人きり。贅沢な企画だった。
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最終更新日
2018年01月29日 12時20分06秒
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