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再出発日記

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2018年06月23日
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カテゴリ:旅の記録

志谷奥遺跡のA氏宅を辞して、鹿島の三つ目の弥生遺跡である古浦砂丘遺跡に向かう。ここも本来もっと注目されていい遺跡だと思う。日本海の海岸砂丘にある遺跡で、弥生時代前期から中期の集団埋葬が確認されている。写真のように、入江の中の典型的な漁村であり、家の数だけは多くなったかもしれないが、2000年以上、風景があまり変わっていないのではないか?と思わせる処だった。この写真は、この後行く「ある高台」から撮った。


序でに、入江の遠景。




そして、これは古浦の近景。家の密集する典型的な漁師町である。


時間がなかったので、町の中は歩き回らなかった。もっとゆっくりしてもいいような、玄人好みの町だった。


商工会館の横にその遺跡があった。ちょっと迷ったが、この町唯一の交番にに聞くと直ぐにわかった。


ここに遺跡(墓)があるということは、弥生時代は現代よりも数十メートルぐらい海岸線が迫っていたのかもしれない。人骨は60体以上確認されている。貝輪を装着した子供の人骨もある。朝鮮半島南部の特徴を持つ土器も出土(昨日の松菊里(ソングリ)式土器)している。そんなこんなで、​数年前に訪ねた土井ヶ浜ミュージアムのある土井ヶ浜遺跡​にそっくりだ。


出雲国風土記にも名前が登場するらしい。当然である。風土記が作られた1000年ぐらい前から延々使われた良好な港なのである。


この砂地で、骨が残ったのだ。何か土器が落ちていないか、探したけど流石になかった。


遺跡を出て帰ろうとすると、目の前に「放射能モニタリングポスト」があった。現在は29.2なんチャラ。まあ、正常値なのでしょう。


思い出した。2年前に来た時に、直ぐ近くの島根原発に行ったのだ。大晦日だったので、ガイドセンターは開いていなかった。この古浦は、24近くあるモニタリングポストの一つらしい。ここにあるのは当然だ。地図を見ると、原発から直線で2キロも離れてはいない。ついでにいうと、島根県県庁所在地の松江市は10キロ以内である。


ホントはこの後、弥生の出雲大王と規模的に同等の墓を作った安来市に行くつもりだった。けれども、志谷奥遺跡で一時間以上A氏とお話したので、諦めなくてはならない。次の課題である。でも全ての施設が閉じる5時まで、あと1時間と少しある。

「そうだ、島根原発に行こう!」

ということで来ました。ガイドセンター。古浦から車を走らせて10分くらいで来れる。










韓国のガイドセンターと同じような「しくみ」の解説が多い。一応ざっと紹介する。子供向けのパネルもあったが、全て子供向けではないところが、日本のガイドセンターの特徴なのかもしれない。














震災を受けて、流石に地震の評価と対策、津波の評価と対策、安全対策実施状況、放射性個体廃棄物等の処理、新聞報道について、パネルはあった。しかし、見ても「ホントに安全なのか?」はわからない。




前回来た時は、隣の小山に上って、木々の間から微かに原発を撮影したのだが、ここからは実に綺麗に見える。反対に言えば、ここからしか原発を見ることは出来ないようにしているのかもしれない。


私は普通の人とは違う視点で景色を見る。これは何の景色か、わかるだろうか?


引の遠景。これは県庁所在地の松江市街の遠景である。ここから「直線で」見ることができるのだ。


これは松江市となりの宍道湖湖畔。島根県屈指の人口密集地まで10キロ以内ということは、こういうことなのである。事故が起きれば、風向き次第では、間違いなく1時間以内で死の放射能は松江市に直撃するのである。いや、台風が来ていれば10数分で直撃する。情報は直ぐに流さないだろうから、全員被曝だ。原発は人類がまだ持つことを許されていない「火」なのだ。持ってはいけない。


松江市に30分ほどで戻り、そこから高速に乗って、鳥取から伯耆大山(ほうきだいせん)を左手に見て中国山地を越えたところで、蒜山サービスステーションで夕食。蒜山(ひるぜん)そばである。これで出雲旅を終わる。(この時にしか買えない)図録を1万5千円近く買ったので、5万円近くまで2泊にしては費用がかかったけど、充実した旅だった。
今日の出費
ジュース150# 歴史博物館490# 宝物館300# 天霧(牛丼)1166# 鹿島歴史民俗資料館300#図録3050# 佐田神社おみくじ300# 高速510#高速2660 お土産1955 うどん550#  #は現金払い





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最終更新日  2018年06月23日 10時50分06秒
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