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2019年06月24日
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テーマ:本日の1冊(3038)

「海の見える理髪店」萩原浩 集英社文庫

2005年に「神様からひと言」を読んだ時に、直木賞候補作家として周りに公言していた。まさか、それから10数年かかるとは思わなかった。まあ、考えるとそういう作家は多い(北村薫とか)。やっと文庫化したので読ませてもらった。

表題作は、文脈から計算すると85歳という老齢の理髪店主の、殆どが独り語りで構成される短編である。店主はコミュケーションも仕事のうちだと云う。休みの日は一日中落語を聞きに行っていたという床屋店主の父親の背中を見て、昭和30年代にやっと独り立ちした。落語よろしく、こういう構成ならばまさかあのオチじゃないよね、と思って読んでいくと正にそのオチだった。でも、落語を聞いたように満足感がある。正に職人技である。随所に置いている小道具が素晴らしい。

解説は斎藤美奈子女史だった。彼女は荻原浩と同じ大学で同学年だったらしい。荻原が広告研究会、斎藤女史は新聞会、2つの会は一見似ているようで実は水と油の性格、お互い見識は無かった。でも同じ時代の空気(バブルの中で仕事を邁進して、はじけた後に現在の職業に就く)を吸っていたので、荻原浩の職人技的な短編料理をよく理解し見事に解説していた。因みに、彼らから3年遅れて私も大学に入学した。入ったのは新聞会である。






最終更新日  2019年06月24日 07時47分27秒
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