4368079 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

再出発日記

PR

フリーページ

カテゴリ

お気に入りブログ

失踪日記 New! langit_lalalaさん

図書館大好き401 New! Mドングリさん

「枕草子(まくらのそ… New! Photo USMさん

パルゴンティー New! はんらさん

女性が輝くディスト… New! 七詩さん

カレンダー

2019年08月17日
XML
テーマ:本日の1冊(3019)


「看板建築」萩野正和 トゥーヴァージンズ発行

看板建築という建物をご存知だろうか?そうそう!正面は立派な洋風建築なのに、裏や横に回ってみれば、木造建物だった、というアレである。特に商店が並ぶ街並みの中で作られて、商店街の景観を作っていた。

歴史はなんと昭和の一時期に限られている。関東大震災の復興中に、潤沢な資金のない個人商店が採用した方法が、やがて全国に波及した。よって竣工は、昭和初年からいくら遅くても昭和40年ごろまでの建物しか存在しない。現在次々と解体されている。

しかし、この本を見てビックリしたのだが、日本人らしい細部に凝った意匠が一軒の中にもたくさん採用されていて、時の大工さんたちの心意気が見事に見えるのである。

昭和遺産とも言っていい建築物の数々が載っている。多くは既に解体された貴重な写真がある。そして現在でも現役で頑張っている建物を、約80軒近く記録し、更に色濃く看板建築の暮らしを、10軒にかけて詳しく記録している。なかなかの労作だ。

私が東京に住んでいたならば、必ずこのうちの数軒は尋ねると思う。なぜならば、ほとんどが店なので中まで入れるし、外の窓枠や装飾だけでなく、中も職人の技が極まっているからである。住んでいる人たちは、文化財だから残そうという意識はまずない。時期が来たら無くなるからである。

荻野正和さんの企画を支持する。ここに記録されているのは、実はほとんどが都内だけだ。これからは全国の看板建築を記録するか、ホームページを開設して、全国から記録や写真を収集して欲しい。もう一つの視点は、海外の看板建築の記録を撮って欲しいと思う。韓国の釜山や江景や地方の街で、私は数多くの看板建築を見てきた。昭和の風景を残そうという意識ではなくて、改築が出来ないので残ったという残り方だった。そういうのもプロの視点で是非記録してほしいなぁと思うのである。






最終更新日  2019年08月17日 12時13分16秒
コメント(0) | コメントを書く
[読書(ノンフィクション12~)] カテゴリの最新記事

キーワードサーチ

▼キーワード検索

コメント新着

KUMA0504@ Re[1]:山口への旅2-1 亀山公園に登る(09/24) はんらさんへ 下関市に行ったことはあるで…
はんら@ Re:山口への旅2-1 亀山公園に登る(09/24) 1923年生まれだった義母(韓国人)が、戦…
KUMA0504@ Re:北斎のたくらみ 富嶽三十六景(09/02) 令和皇太子さんへ。 貴方がどんなコメント…
KUMA0504@ Re[1]:北斎のたくらみ 富嶽三十六景(09/02) ももたろうサブライさんへ ありがとござい…
KUMA0504@ Re[1]:100分de名著 小松左京(09/01) ももたろうサブライさんへ そうかもしれな…
ももたろうサブライ@ Re:100分de名著 小松左京(09/01) コンピューター付きブルドーザーと言えば…
KUMA0504@ Re[1]:「タッチ」の続編?「MIX」(05/25) ガラケーさんへ わざわざ心配ご指摘ありが…

バックナンバー


Copyright (c) 1997-2019 Rakuten, Inc. All Rights Reserved.