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再出発日記

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2019年09月29日
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カテゴリ:旅の記録
9月16日晴れ
ここからは、山大新聞会カテゴリーから離れて、旅(日本)になります。最初の数時間だけ山口(湯田温泉)に居て、あとはずっと三次のレポートになります。




朝の散歩。山頭火の碑があった。詳しくは写真を見てほしい。説明書で最後切れているのは、「この碑に彫られた句は山頭火の日記からとった自筆である」と書いていました。




さらに行くと交差点に普通のお地蔵さんがあるのですが、「辻の地蔵」ということで、とてもあらたかなお地蔵さんらしい。昔は結婚する度に、しっかり家庭が築かれるようにと祈りを込めて、結婚した家庭に運ばれていたらしい。


そう思って見ると、表情に深みがある。


戻って、山頭火碑の隣には、郷里の詩人中原中也詩碑があった。「童謡」がきざまれいる。この文字は自筆の原稿から採っている。


さて、そこから中国自動車道に乗る。行きとはまた違う道である。途中は工事中でめちゃくちゃ細く感じる一車線道路が延々続いたり怖かった。2時間ほど走って、広島の東北三次に着く。そこから、みよし風土記の丘に行く。近くのうどんやで遅い昼食を食べてリベンジに向かう。


この博物館は、、昔一度だけ行って十分に写真が撮れなかった(バッテリー切)ことがあり、博物館フェチとしてリベンジだ。広島県最大の考古学博物館で、「県立歴史民俗資料館」という名前になっている。考古学遺物の充実度を、その館の名称で測るのはNGである。国立、県立、市立も、資料館も博物館も、名前はその博物館の充実度を測る目安にはならない。どの博物館もそうだが、行ってみないとホントの価値はわからないのである。ここは行ってみたら、凄い「考古学博物館」だった。今日は常設展しかない。ラッキー。






入って直ぐの廊下展示は、新人学芸員(下江裕貴、松原萌)が博物館実習の一環で採取した土器などを見直したら、古墳の造成時期が1世紀近く遡る発見をすることができた、といういわば「研究発表」だった。




















内容は、かなり専門的ではあるが、それが結果的には新聞ネタにも成るわかりやすい結果になった。展示しやすい内容だ。この新人さん、いいスタートが切れた。






ここの展示は、説明書が大きくてわかりやすい文章で、とても好感が持てる。


ただ、年代観は炭素年代法を使っておらずに、なかなか大変そうだ。


黒川遺跡出土、袈裟襷文銅鐸(本物)が展示。広島県では、銅鐸は三ヶ所からしか見つかっていない。しかもこの銅鐸は、山中で偶然埋納銅鐸を見つけたものである。使い込まれた小さめの銅鐸で、本気で祭りを行い、本気で埋納した感じが出ていた。「埋納」とは何なのか?改めて思う。






この頃の広島県は、吉備、出雲、そして綾野綾羅木の影響下で3つに分かれていたらしい。右は三次矢原遺跡の脚付注口鉢形土器。三次は出雲の影響下だろうか。真ん中は福山御領遺跡の器台と壺、吉備の影響ありあり。左は安佐北区の寺田遺跡の壺型土器。
四隅突出型墳丘墓の1番古い型は、三次盆地から見つかっている。一部写真を載せる。


歳の神第3号墓。


歳の神第4号墓。




そこから出土する土器は「塩町式土器」と言われ、装飾性の高い土器だ。


そして、最後の最後に矢谷墳丘墓が現れる。大きさ、副葬品共に、この地域としては規格外である。四隅突出墓を二つ足したような形をしている。


何と「ローマのガラス玉」が出ている。


山陰系の土器。










そして、特殊器台が数多く並べられていた。明らかに「吉備から運んだもの」である。厚さが5ミリとは初めて知った。どうやって運んだのだろうか。昔から「大きな謎」である。しかも、向木見型らしい。西谷墳墓は立坂型だったので、それよりも20ー30年あとの墳墓ということになる。何故?




そのあと古墳時代の展示に移る。ここの博物館は、むしろこちらがメイン。ただし、私の関心は弥生時代までなので、なおざりに紹介します。


古墳時代の山間集落のジオラマ。よくできている。現在の三次工業団地(矢谷墳丘墓もある)のある遺跡を参考にしたらしい。





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最終更新日  2019年09月29日 09時15分54秒
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