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再出発日記

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2019年10月15日
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カテゴリ:洋画(12~)


「台風家族」
新井浩文のために、お蔵入りになりかけた作品。狙いは面白いし、なんとか最後まで観ることは出来たのだが、途中から荒唐無稽になり、それを上手いこと落とし込めていない。草なぎ剛の演技が冗長で、笑えばいいのか、真面目に取ればいいのかわからない。新井浩文、尾野真千子は安定した演技。認知症の妻をやった榊原るみが彼女とは分からなかった。歳をとった。非常に達者な演技だった。元気でいてくれることが嬉しい。
(ストーリー)
銀行強盗事件を起こし2,000万円を奪った鈴木一鉄(藤竜也)と妻・光子(榊原るみ)が失踪する。10年後、いまだに行方知れずの両親の仮想葬儀をして財産分与を行うため、妻子を連れた長男の小鉄(草なぎ剛)、長女の麗奈(MEGUMI)、次男の京介(新井浩文)が実家に集まるが、末っ子の千尋(中村倫也)は現れない。空の棺を二つ並べた見せかけの葬儀が終わったころ、見知らぬ男がやって来る。
(キャスト)
草なぎ剛、新井浩文、MEGUMI、中村倫也、尾野真千子、若葉竜也、甲田まひる、長内映里香、相島一之、斉藤暁、榊原るみ、藤竜也
(スタッフ)
監督・脚本:市井昌秀
主題歌:フラワーカンパニーズ
音楽:スパム春日井
2019年9月8日
MOVIX倉敷
★★★★



「存在のない子供たち」
わずか12歳で裁判を起こしたゼイン。相手は両親。裁判長は「何の罪で?」と問う。「僕を産んだ罪で」やがて、12歳というにはあまりにも過酷な彼の人生が映画として流れる。
演じた12歳の少年の本名もゼイン。シリア難民。出演者のほとんどは似たような境遇を持つ素人ではあるが、ドキュメンタリーのように監督が「ありのままの自分」を出せばいいように脚本をつくった。それにしても、ゼインの存在感は圧倒的だ。世界に対する絶望、弱いものに対する愛情、そして儘ならぬ出来事に対する涙、商品の仕分け、セールス等々の手際の良さは、正に「経験値」からきているのに違いない。
「世話ができないなら、産むな」。偶然が彼を表舞台にあげる。ベイルートという中東イスラム社会の中で、まるで幾何学模様のように広がるスラム街の風景、決してCGやセットでは作れない、現在世界の現実を、映画は容赦なく写す。
ラストカットは、予測していなかっただけに、ちょっと声を出してしまった。
(解説)
苛烈なまでの中東の貧困と移民の問題に、一歩もひるむことなく果敢に挑んだ監督は、レバノンで生まれ育ったナディーン・ラバキー。監督・脚本・主演を務めたデビュー作『キャラメル』が、いきなりカンヌ国際映画祭の監督週間で上映された逸材だ。本年度のカンヌ国際映画祭「ある視点」部門審査委員長にも就任し、今やその才能の輝きはとどまるところを知らない。リサーチ期間に3年を費やし、監督が目撃し経験した事を盛り込んでフィクションに仕上げた。主人公ゼインを始め出演者のほとんどは、演じる役柄によく似た境遇にある素人を集めた。感情を「ありのまま」に出して自分自身を生きてもらい、彼らが体験する出来事を演出するという手法をとった結果、リアリティを突き詰めながらも、ドキュメンタリーとは異なる“物語の強さ”を観る者の心に深く刻み込む。
社会の非人道的な深みに設定を置きながらも究極的に希望に満ちた本作は、「何か行動をしなければ」と強く思うほどに心をかき乱すが、中東のスラムという、日本からは地理的・心情的に遥か遠い地域を舞台にしながらも、少年の成長物語という普遍性が魂の共鳴をもたらしてくれる。
ゼインが求めているもの、それはすべての子供たちにあるはずの〈愛される権利〉。その権利を手にするまでの長い旅路に胸を締めつけられながらも、一筋の光を求めて、新たなる出発の無事と幸運を祈らずにはいられない慟哭の物語。
(ストーリー)
わずか12歳で、裁判を起こしたゼイン。訴えた相手は、自分の両親だ。裁判長から、「何の罪で?」と聞かれたゼインは、まっすぐ前を見つめて「僕を産んだ罪」と答えた。中東の貧民窟に生まれたゼインは、両親が出生届を出さなかったために、自分の誕生日も知らないし、法的には社会に存在すらしていない。
学校へ通うこともなく、兄妹たちと路上で物を売るなど、朝から晩まで両親に劣悪な労働を強いられていた。唯一の支えだった大切な妹が11歳で強制結婚させられ、怒りと悲しみから家を飛び出したゼインを待っていたのは、さらに過酷な“現実”だった。果たしてゼインの未来は―。
2019年9月12日
シネマ・クレール
★★★★




「ピータールー マンチェスターの悲劇」
いやあ長かった。マイク・リー印の天安門事件。しかし、実際は何人が参加して、何人が犠牲になったか、そのあとの民主主義はどうなったのか、一切言及することなく、ただいろんな人の適当な思惑が入り乱れて、偶然のように虐殺が始まったとなっていて、一体なんためにこれを作ったのか、さっぱりわからなかった。
6万人ならばマンチェスター近郊の半分近くは参加したという試算ならば、正に沖縄集会と一緒であり、政府にはなんの痛痒も感じなかったというのも一緒だが、少なくとも映画にする以上は、それがそのあとの運動にどのような影響を与えたか描かないと全く意味がない。
(解説)
アカデミー賞®7度ノミネート!カンヌ国際映画祭4冠受賞!!名匠マイク・リー監督最高傑作!
『秘密と嘘』でカンヌ国際映画祭のパルム・ドールに輝き、同作と『ヴェラ・ドレイク』でアカデミー賞®に ノミネートされた名匠マイク・リーが、監督生命のすべてを賭けて、英国史上最も残忍かつ、
悪名高い事件“ピータールーの虐殺”の全貌を明かす! 私たちは、この史実の渦中に投げ込まれ、その目撃者となる。 そして、知るだろう。現在の世界に蔓延している問題と、あまりにも通じることに── 2019年、今こそ必見の傑作が誕生した。
1819年、ナポレオン戦争後の英マンチェスター。非武装市民6万人に起きた悪夢。
〈ガーディアン紙〉創刊のきっかけとなった事件の全貌がついに明かされる――!
ヨーロッパ諸国を巻き込んだナポレオン戦争も、1815年のウォータールーの戦いを最後に、ようやく終結。 だが、英国では勝利を喜ぶのも束の間、経済状況が悪化、労働者階級の人々は職を失い、貧しさにあえいでいた。 彼らに選挙権はなく、あちこちで不満が爆発し、抗議活動が炸裂していた。 1819年8月16日、マンチェスターのセント・ピーターズ広場で大々的な集会が開かれ、 著名な活動家であるヘンリー・ハントが演説することになる。 だがこれは、あくまで平和的に自分たちの権利を訴えるデモ行進になるはずだった。 あろうことか、サーベルを振り上げた騎兵隊とライフルで武装した軍隊が、6万人の民衆の中へと突進するまでは──。 誰がいつどんな指示を出したのか、本当の目的は何だったのか、 どうして止められなかったのか、傷つけられ殺された者たちのその後は?そして政府の見解は──?






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最終更新日  2019年10月15日 09時20分30秒
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