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テーマ:本日の1冊(3685)
カテゴリ:読書(ノンフィクション12~)
「沖縄県平和祈念資料館総合案内」 何度も来た祈念資料館ではあるが、総合案内図録を初めて買った。 子供やおばあが道端で亡くなっている写真等、いくつか不足しているところもあるが、あの膨大な展示資料を一通りまとめていて、有用な図録だと思う。 以降、沖縄県の戦争に至る歴史、沖縄戦の実態、その後の2000年までの沖縄の歩みを辿る時、教科書的な本になると思う。 沖縄戦があまりにも苛烈だったために、残っているものはほとんどなく、人の「証言」が、大きなパートとして「展示」されていたのが、この資料館の大きな特徴だと私は思ってきた。それは今回見ても変わらないのだけど、それだけではない。ということもわかってきた。特に、殆どの本文を英語併記で書いていることが注目される。米兵に是非この沖縄のことを知ってもらいたいという著作者たちの真摯な想いを感じた。だから戦後の沖縄についてもかなりの分量をかけて解説している。戦後のページが本書の1/3以上を占める。復帰運動、米兵の事故・犯罪も載っていた。正しいと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年11月17日 08時03分14秒
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