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テーマ:本日の1冊(3685)
カテゴリ:読書(ノンフィクション12~)
「王都首里見て歩き 御城と全19町ガイド&マップ」古都首里探訪会編・著 新星出版 沖縄に行ってきた。2日目に那覇バスセンター3階の古本祭りで買い求めた本。3日目、荷物になるので、この本の一部をスマホに写真を撮って3時から5時過ぎまで首里城周辺を歩いた。失敗した。マップが親切ではないのと、昔ながらの道で道路が入り組んでいて、行きたかったところの2割も行けなかった。そもそも、この本に載っている300以上はあると思われる首里時代ゆかりの遺跡や土地を、観光で踏破するのは無理なのだ。少なくとも1/3ぐらい見つけようとしたならば、おそらく丸2日はかかるだろう。 復元された首里城が灰塵に化した。行っても、高い壁沿いにその僅かな痕跡をスマホで撮るぐらいしかできなかった。でも行ってみて初めてわかることがある。世界遺産たる首里城の価値は、上の復元お城だけではない。世界遺産に指定されているのは燃えていない王陵やお城の地下構造なのだ。地下構造や当時の城下町の様子を知るためには、恐ろしいほどよく残っている首里城周辺の町を歩いてみると、良くわかる。ということを、ほんの少し歩いただけなのだが良くわかった。 金城町には、沖縄戦の戦禍をしのいで樹齢300年を越す大アカギの大木群があった。その幾つかを神様のように祀っている姿。坂道を石畳にして軍事道路をつくっている。至る所にある井戸は貴重な水源をみんなで分け合う庶民の集いの場で、現在も使えるような綺麗な水が湧いている。至る所に御嶽(うたき)があって、庶民の信仰もまだ守られている気がする。 次回は、この本一冊だけを持って、迷いながら一日中適当に歩けば、きっと様々な発見がついてくるに違いないと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年11月19日 07時52分52秒
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