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テーマ:映画館で観た映画(8350)
カテゴリ:洋画(12~)
10月に観た映画をUPし忘れていました。10月で8作品、11月で4作品と少ないので三回に分けて一気に紹介します。 「アイネクライネナハトムジーク」 うーむ残念な一作。やはり原作は越えられない。伊坂の原作は、時が行ったり来たりして、その叙述トリックを見破るのが楽しかったのだが、映画だから登場人物は推測できるから出来なかったのだろうけど、時系列通りに話は進むし、素敵な会話は、中途半端だし、その一方で原作通りに会話だらけの映画になっているし、1番は、斉藤和義の新作を何回も聞けたのは良かったけど、原作では「さいとうさん」は人物に合わせた斉藤和義の歌詞をプレゼントする設定になっていた。斉藤和義全面協力なんだから、その設定は活かして欲しかった。また、1番好きなエピソードが他に入れ替わっていた。ホントに残念! (STORY) マーケティングリサーチ会社で働く佐藤(三浦春馬)は、劇的な出会いをひたすら待っている。ある日、仙台駅前で街頭アンケートを取っていると、多くの人が立ち止まってくれない中で1人の女性(多部未華子)が快く応じてくれた。佐藤は、親友の「出会いなんてどうだっていい、後で自分の幸運に感謝できるのが一番だ」という言葉を思い出す。 あ、恒松祐里は良かった。「凪待ち」はまぐれじゃなかった。 (キャスト) 三浦春馬、多部未華子、矢本悠馬、森絵梨佳、恒松祐里、萩原利久、成田瑛基、八木優希、MEGUMI、柳憂怜、濱田マリ、藤原季節、中川翼、祷キララ、伊達みきお、富澤たけし、貫地谷しほり、原田泰造 (スタッフ) 原作:伊坂幸太郎 主題歌:斉藤和義 監督:今泉力哉 2019年10月1日 TOHOシネマズ岡南 ★★★
まさか、こんなサスペンスで泣かされるとは思わなかった。吉岡美帆の此処までの代表作になると思う。 犯人がわかったあとの、怒涛のアクションが近年無い。細かいところでは、犯人の行動に疑問符が付いたり、警察の行動に疑問符が付いたりはした。でも、それが全てのエピソードが、吉岡美帆と宇宙2人の生きる意味を見つけ出す意味となって集約してゆくラストが気持ち良くて、許したくなる。 つまり、全く傷のない大傑作ではないが、忘れられない作品になった。 JK(女子高生)の家出事情や、視覚障害者の行動可能性を最大限まで映像化したという意味でも意義ある作品になっている。 (ストーリー) 浜中なつめ(吉岡里帆)は警察学校の卒業式の夜、過失で弟を事故死させ、自分の視力も失う。警察官になることを諦めたなつめはある日、自動車事故の現場で少女が助けを求める声を聞く。誘拐事件を疑ったなつめは警察に訴えるが十分に捜査してもらえず、自ら動き出す。 キャスト 吉岡里帆、高杉真宙、大倉孝二、浅香航大、酒向芳、松大航也、國村隼、渡辺大知、柳俊太郎、松田美由紀、田口トモロヲ スタッフ 監督・脚本:森淳一 脚本:藤井清美 プロデューサー:小出真佐樹 撮影:高木風太 美術:禪洲幸久 照明:藤井勇 録音:竹内久史 編集:瀧田隆一 音楽:大間々昂 ドッグトレーナー:宮忠臣 警察監修:石坂隆昌 視覚障害取材協力:平野恒雄、鈴木千秋 主題歌:みゆな 2019年10月1日 TOHOシネマズ岡南 ★★★★
「地獄の黙示録」や「父親殺し」という評価があるが、よく似ているが、やはり違う。 結局は、家族を蔑ろにしてきた男の反省の物語なのである。最後にリブ・タイラーが1番堂々と登場するのでわかる。 映像は素晴らしい。近未来、宇宙旅行がある程度民間化した時にどういうことが起きるかを、シュミレーターしていて、そこはリアルだ。月は、完全に民間化できている。布団と飲み物を船内で要求すると百ドル以上取るのが笑える。月上基地は多く作られていて、資源戦争が起きているというのも笑える。火星の地下に最北の基地があって、割とたくさんの人が一切地球を見ることなく一生を過ごしそうだというのも笑える。 しかし、そういう細かいところだけがリアルで、冥王星に知的生命体を探してもバカかと思う。探すのならば、太陽系外でしょ。父親の絶望感が理解できない。 非常に優秀な宇宙パイロットである、ロイのこだわりもあまり理解できない。結局あれはアメリカ知的エリートの悩みなんだろうか? (ストーリー) 地球外知的生命体探求に尽力した父(トミー・リー・ジョーンズ)の背中を見て育ったロイ・マクブライド(ブラッド・ピット)は、父と同じ宇宙飛行士の道に進むが、尊敬する父は地球外生命体の探索船に乗り込んだ16年後に消息を絶つ。あるとき、父は生きていると告げられ、父が太陽系を滅亡させる力がある実験“リマ計画”に関係していたことも知る。 (キャスト) ブラッド・ピット、トミー・リー・ジョーンズ、ルース・ネッガ、リヴ・タイラー、ドナルド・サザーランド (スタッフ) 監督・製作・脚本:ジェームズ・グレイ 共同脚本:イーサン・グロス 2019年10月1日 TOHOシネマズ岡南 ★★★★
いろんな感想が渦巻く。でも、不思議なことにみんな幸せな感想なのである。予想とは違った。 そうだよね。SF理論では、頻繁にパラレルワールドは発生しているのだから、なんかの間違いで元いた人間が紛れた場合、この世界にはない大傑作を知っていることがあってもおかしくはない。その人がある日突然、コピーで傑作を書き出して「ホントは◯◯の作品でした」と告白して、僕は彼らを恨むだろうか。傑作ならば、ようこそ傑作!というのが、僕の立場だ。 それにあの人が生きていた。それは確かにとっても幸せな気分になる。 もう一つ。主人公と同じように、私も世界では数少ない「ビートルズ」を知っている人間だ。それなのに、周りの世界はこんなに騒ぐ。それは1日にしてスーパースターになる人間の気持ちを追体験するような気持ちだ。自分の記憶(能力)には自信を持っているけど、この世界は自分の世界じゃない。そんな気持ち。いつかは熱狂は冷める。それまでのひたすら忍耐するか?それとも拒否するか?二者択一を選ぶ。 一夜にして、シンデレラガールになった渋野日向子の気持ちが少し分かる。その後の対応、彼女はホントに立派だと思う。 (解説) 自分以外はバンド「ザ・ビートルズ」を知らない状態になった青年の姿を描くコメディー。『スラムドッグ$ミリオネア』などのダニー・ボイルがメガホンを取り、『ラブ・アクチュアリー』などのリチャード・カーティスが脚本を手掛けた。青年をヒメーシュ・パテルが演じ、『シンデレラ』などのリリー・ジェームズ、『ゴーストバスターズ』などのケイト・マッキノンのほか、ミュージシャンのエド・シーランが出演する。 (ストーリー) イギリスの海辺の町に暮らすシンガー・ソングライターのジャック(ヒメーシュ・パテル)は、幼なじみで親友のエリー(リリー・ジェームズ)に支えられてきたが全く売れず、夢を諦めようとしていた。ある日ジャックは、停電が原因で交通事故に遭遇。昏睡(こんすい)状態から目覚めると、この世には「ザ・ビートルズ」がいないことになっていた。 (キャスト) ヒメーシュ・パテル(ジャック・マリク) リリー・ジェームズ(エリー・アップルトン) ジョエル・フライ(ロッキー) エド・シーラン(エド・シーラン) ケイト・マッキノン(デブラ・ハマー) ジェームズ・コーデン(ジェームズ・コーデン) (スタッフ) 監督・製作ダニー・ボイル 脚本リチャード・カーティス 原案ジャック・バース、リチャード・カーティス 作曲・音楽ダニエル・ペンバートン 音楽アデム・イルハン 2019年10月14日 TOHOシネマズ岡南 ★★★★
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最終更新日
2019年12月07日 10時35分32秒
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