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カテゴリ:読書フィクション(12~)
「悪いうさぎ」若竹七海 文春文庫 1月から始まった某公共放送の「ハムラアキラ~世界で最も不運な探偵~」というドラマで、若竹七海という小説家のことも葉村晶というアラサー女性私立探偵のことも初めて知った。一目で恋に落ちた、わけではない。最近流行らなくなった言い方を使うと、「推し」になった。 4人姉妹の末っ子。やっかいな姉から逃れ、転職、転居を繰り返すうち探偵業につくようになった苦労人。頭の回転は速く仕事はできる。なのに、苦労を自ら背負う性分と、何故か要らない「痛い目」に遭うことか多い。今回の葉村晶も、初めての長編に張り切ったわけではなかろうが、冒頭から腹を刺されて、少しずれていたら致命傷だったし右足中足骨二本にヒビも入れている。そのあと何度も痛い目に遭って、生死の境を飛び越えている。TVディレクターの副題の付け方もあながち大袈裟じゃない。 ところが、私は「一生懸命頑張る女の子」にはつい肩入れをしたくなる悪いクセがある。そんなわけで‥‥あ、いや、小説の中身のことを紹介する前に紹介文が終わりそうだが、実はわざとです。女子高生失踪事件に端を発した、やがてとんでもなくあと味悪い事件に鞍替えするお話。言えるのはそこまで。買った時には気がついていなかった、信じて欲しい。TVの「ハムラアキラ」が今現在ちょうど、全7回のうち3回も使って、「悪いうさぎ」を最終回シリーズとして描いている真っ最中なのだ。ヒントのヒの字も喋れなくなっちまった。 だから詳しい紹介はよす。 二兎を追うものは一兎も得ず。 ハムラアキラは私の推しメンになった。今年はシリーズ読破する、とだけ伝えておきましょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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