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再出発日記

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2020年08月08日
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カテゴリ:洋画(12~)
後半の3作品です。


「名もなき生涯」
1943年8月9日、オーストリアの1人の農夫が処刑された。罪名は、兵役拒否。あのドイツにも良心的兵役拒否制度がなかったわけではない。病院勤務に移ることも可能だった。しかし彼は拒否する。何故ならば、そのためには「ヒトラーへの忠誠を誓う」ことが必要だったから。人を殺すのがイヤだから拒否したのではない。ヒトラーの戦争は間違っている、と思い、それを誤魔化すことができないから処刑されたのである。
軍事法廷判事(ブルーノ・ガンツ)が、何故そこまでの信念を持つのか、個人的に聞く。彼は云う。「わからない。人間は間違うこともある。けれども。私のフィーリングがそう命じている。信念を曲げるなと」
手練れた監督ならば、30分有れば感動的な話を作れると思う。しかしテレンス・マリック監督は、奇跡のような雲の上の高原の村の風景から始まり、彼ら夫婦の表情の一つ一つを撮り続ける。結果、3時間近い大作になった。正直少し退屈した。しかしこれこそがテレンスなのだ。
名は「フランツ」と、作品中で呼ばれていて、はっきりとしている。そんなに有名ではないかもしれないが、知る人ぞ知る名前だろう。何故この題名が選ばれたのか、それは最後のジョージ・エリオットの引用句で明かされる。その言葉に如何にハッとするかで、この作品の印象は、大きく変わると思える。
(解説)
伝説の映像作家テレンス・マリック、初の実話映画化
今、伝えなければと巨匠を駆り立てた〈名もなき生涯〉とは――?愛と信念でナチスに立ち向かった男を描く一大ヒューマン・ドラマ
五感を揺さぶる唯一無二の映像体験によって観る者を別次元へと誘い、今や生ける伝説と呼ばれる映画監督、テレンス・マリック。『天国の日々』(78)でカンヌ国際映画祭監督賞、『シン・レッド・ライン』(98)でベルリン国際映画祭金熊賞、『ツリー・オブ・ライフ』(11)でカンヌのパルム・ドールを受賞し、アカデミー賞監督賞にも2度ノミネートされるなど、確固たる称賛と評価を贈られてきた巨匠だ。
そんなマリックが、最新作では長編映画監督としての46年のキャリアの中で、初めて実在の人物を描く。第二次世界大戦時、ドイツに併合されたオーストリアで、ヒトラーへの忠誠と兵役を拒絶し、ナチスに加担するより自らの信念に殉じることを選んだ、フランツ・イェーガーシュテッターという一人の農夫の生涯を、自らの映像に刻みつけることを切望したのだ。
2019年、カンヌ国際映画祭公式上映において世界初披露されるや、鳴り止まぬ歓声を浴び、「人間の内面を豊かに描いた作品」に贈られる、エキュメニカル審査員賞を見事に受賞した。自身の最高傑作を塗り替えたという絶賛の声とともに送り出された、映画史に重要な足跡を残す一本が、ついに日本にもやって来る。 見事に受賞した。自身の最高傑作を塗り替えたという絶賛の声とともに送り出された、映画史に重要な足跡を残す一本が、ついに日本にもやって来る。
ヨーロッパの名優たちが知られざる人々を〈生きる〉平和への祈りが心を震わす、かつてない感動の物語
オーストリアの山と谷に囲まれた美しい村で農夫として働くフランツは、妻のファニと3人の娘と、穏やかで幸せな暮らしを送っていた。けれども、第二次世界大戦の戦火が日々激しくなり、フランツにも召集令状が届く。基地に出頭したフランツは、ヒトラーへの忠誠を誓う署名を頑なに拒み、直ちに収監される。非国民と責められ、孤独に耐えながら裁判を待つフランツを、ファニは手紙で優しく励ますが、彼女自身も村で裏切り者の妻としてひどい仕打ちを受け始める──。
フランツには、ヨーロッパで数々の賞に輝き、『イングロリアス・バスターズ』で国際的に注目されたアウグスト・ディール。マリック監督のたっての希望から主演を務め、罪なき人々が殺される戦争への憤りを強い眼差しで表現する。ファニことフランチスカには、『エゴン・シーレ 死と乙女』でオーストリアの栄えある賞を受賞したヴァレリー・パフナー。ひたむきな瞳が、愛とは相手のすべてを尊重することだと教えてくれる。さらに、先ごろ亡くなったヨーロッパ映画界最高峰の名優、『ヒトラー ~最期の12日間~』のブルーノ・ガンツが、判事役でスクリーンに厳粛で深い感銘をもたらす。その澄み渡った音色に心洗われる音楽は、アカデミー賞に8度ノミネートされた『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』のジェームズ・ニュートン・ハワード。
なぜ、政府や軍に脅されても市長や神父から説得されても、フランツは最期まで己の信念を貫き通したのか? そこで彼が見つめていたものは何だったのか。神の存在すら身近に感じさせるあまりにも美しい光と風景のなか、ファニとの愛に満ちた胸を震わす書簡を紐解きながら、人間の真実と尊厳に迫る。
世界に再び争いの季節の足音が響き始めた今だからこそ、76歳を迎えた巨匠が作家生命をかけて人々に問う。知られざる男の〈名もなき生涯〉を力強く崇高に描き切った、観る者の魂を揺さぶってやまない感動のヒューマン・ドラマ。
2020年7月26日
シネマ・クレール
★★★★


「カセットテープ・ダイアリーズ」BLINDED BY THE LIGHT
佐野元春のルーツがわかった。まるまるとんがった元春じゃないか。ならば、1981年にボクが元春にだけハマった理由がわかる。恋歌じゃ世界は歌えない。この歌は、僕らの世界を歌っている。若い時には、そういう時が必ずやってくる。(佐野元春はその後、リズム&ブルースを捨てて米国留学をしてしまう)
サッチャーとレーガミックスにまみれた1987年、移民排斥と解雇の嵐は、正に現代の世界であり、日本のプロトタイプでもある。その時代で、自分なりに道を見つけたジャベドの姿は、何処かに日本の突破口のヒントがあるのかもしれない。
別れ際にお母さんにプレゼントしたときのお母さんの表情にウルッと来てしまった。どうしてボクは、そういうことができなかったんだろう。
(解説)
原作はパキスタンに生まれ、現在は英国ガーディアン紙で定評のあるジャーナリストとして活躍し、自身もブルース・スプリングスティーンの大ファンであるサルフラズ・マンズールの自伝的な回顧録。
監督は『ベッカムに恋して』をはじめ多くのヒット作を生み出し、自身も原作者と同じ境遇のグリンダ・チャーダ。
もちろん劇中にはブルース・スプリングスティーンの歌詞とメロディーも満載。映画化に際してスプリングスティーン自身の協力のもと、おなじみの名曲群がふんだんに使用されるほか、なんと未発表曲も登場。
自分らしい生き方を見つけた時の歓びと興奮をロックに乗せて、誰もが走り出したくなる感動作!
(ストーリー)
1987年、イギリスの町ルートンで暮らすパキスタン移民の少年ジャベド。人種差別や経済問題に揺れる時代に、自分が暮らす町の人からの偏見や、パキスタン家庭の伝統やルールから抜け出したくてたまらない。ある日ブルース・スプリングスティーンの音楽と出会い、彼の世界は180度変わり始める。
監督 グリンダ・チャーダ
出演 ヴィヴェイク・カルラ、クルヴィンダー・ギール、ミーラ・ガナトラ、ネル・ウィリアムズ、アーロン・ファグラ、ディーン=チャールズ・チャップマン、ロブ・ブライドン、ヘイリー・アトウェル、デヴィッド・ヘイマン
劇中で登場する
ブルース・スプリングスティーンの楽曲
■ ダンシン・イン・ザ・ダーク(Dancing In The Dark)
アルバム「ボーン・イン・ザ・USA(Born In The U.S.A.)」(1984年)
■ プロミスト・ランド(The Promised Land)
アルバム「闇に吠える街(Darkness On The Edge Of Town)」(1978年)
■ 裏通り(Backstreets)
アルバム「明日なき暴走(Born To Run)」(1975年)
■ ザ・リバー(The River)
アルバム「ザ・リバー(The River)」(1980年)
■ 涙のサンダー・ロード(Thunder Road)
アルバム「明日なき暴走(Born To Run)」(1975年)
■ バッドランド(Badlands)
アルバム「闇に吠える街(Darkness On The Edge Of Town)」(1978年)
■ カヴァー・ミー(Cover Me)
アルバム「ボーン・イン・ザ・USA(Born In The U.S.A.)」(1984年)
■ 明日なき暴走(Born to Run)
アルバム「明日なき暴走(Born To Run)」(1975年)
■ 闇に吠える街(Darkness On The Edge Of Town)
アルバム「闇に吠える街(Darkness On The Edge Of Town)」(1978年)
■ ハングリー・ハート(Hungry Heart)
アルバム「ザ・リバー(The River)」(1980年)
■ ビコーズ・ザ・ナイト(Because The Night)
ボックス「闇に吠える街~The Promise: The Darkness on the Edge of Town Story」(2010年)
■ ジャングルランド(Jungleland)
アルバム「明日なき暴走(Born To Run)」(1975年)
■ 光で目もくらみ(Blinded By The Light)
アルバム「アズベリー・パークからの挨拶(Greetings From Asbury ParkNew Jarsey)」(1973年)
■ 独立の日(Independence Day)
アルバム「ザ・リバー(The River)」(1980年)
■ 暗闇へ突走れ(Prove It All Night)
アルバム「闇に吠える街(Darkness On The Edge Of Town)」(1978年)
■ アイル・スタンド・バイ・ユー(I'll Stand By You) 未発表曲
上映時間:117分
2020年7月30日
TOHOシネマズ岡南
★★★★



「コンフィデンスマンJP プリンセス編」
嘘から出た真(まこと)を、真からやるのかと思っていたら、まさかのすべての作り事だった。最後の最後で「破綻」はないことは分かったが、危ない橋だし、結局ダー子の取り分はどうなるの?それで満足できるの?
最後で脚本を書き換えたとしか思えない。でも、破綻しているでしょ?
三浦春馬が生き生きと演じているのが、なんか不思議な気分。
(解説)
2018年に放映されたドラマ「コンフィデンスマンJP」の劇場版シリーズ第2弾。香港でし烈なだまし合いを繰り広げた詐欺師たちが、今度は大富豪一族が抱える遺産を狙う。シリーズの演出・監督を務めてきた田中亮がメガホンを取る。ダー子、ボクちゃん、リチャードを演じる長澤まさみ、東出昌大、小日向文世のほか、竹内結子、江口洋介、広末涼子らシリーズに登場した面々に加え、ビビアン・スー、北大路欣也、デヴィ・スカルノらが新たに出演する。
(ストーリー)
世界屈指の大富豪として知られるレイモンド・フウ(北大路欣也)が逝去し、彼の子供たちのブリジット(ビビアン・スー)、クリストファー(古川雄大)、アンドリュー(白濱亜嵐)が遺産をめぐってにらみ合うが、相続人として発表されたのは所在のわからない隠し子のミシェル・フウだった。すると、10兆円とされるばく大な遺産を狙うため、世界各国から詐欺師たちが集まりミシェルを装う事態になり、信用詐欺師のダー子(長澤まさみ)、ボクちゃん(東出昌大)、リチャード(小日向文世)もフウ家に潜り込む。
キャスト
長澤まさみ(ダー子)
東出昌大(ボクちゃん)
小手伸也(五十嵐)
小日向文世(リチャード)
織田梨沙(モナコ)
関水渚(コックリ)
瀧川英次(ちょび髭)
前田敦子(鈴木さん)
ビビアン・スー(ブリジット・フウ)
白濱亜嵐(アンドリュウ・フウ)
古川雄大(クリストファー・フウ)
滝藤賢一(ホテルの支配人)
濱田岳(ユージーン)
濱田マリ(ヤマンバ)
デヴィ・スカルノ(元某国大統領夫人)
石黒賢(城ケ崎善三)
生瀬勝久(ホー・ナムシェン)
柴田恭兵(トニー・ティン)
北大路欣也(レイモンド・フウ)
竹内結子(スタア)
三浦春馬(ジェシー)
広末涼子(韮山波子)
江口洋介(赤星栄介)
スタッフ
監督
田中亮
脚本
古沢良太
音楽
fox capture plan
主題歌
Official髭男dism
2020年7月30日
TOHOシネマズ岡南
★★★






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最終更新日  2020年08月08日 20時41分04秒
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