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2020年11月18日
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カテゴリ:洋画(12~)

「82年生まれ、キム・ジヨン」

映画版は、現代パートが半分以上を占め、コン・ユ演じる夫が、ともすると妻を思おやり助け支える理想的な夫のように描かれていた。映画だけ観た人は、何故キム・ジヨンが「憑依」に陥ったか何割かは理解できないかもしれない。しかし、彼女と結婚した経緯や、子供ができて退職した経緯で、夫が必ずしも味方ではなかったことは容易に想像できるわけで、彼があんなにも一生懸命だったのは、病気が発症したからだという穿った見方もできるのである。

クライマックスを祖母に憑依したジヨンと母親との対面場面に持っていき、さらには原作では反論出来なかった「ママ虫」という韓国独特の子持ち貶めの場面を持っていくことで、鑑賞者にスカッとさせる脚本に切り替えている。更には、医者の病状報告という体裁だった原作を作り替え、ラスト場面を希望あるものに変えた。これが映画作法だろう。

見終わった時に、なんとか泣かせて前に向かせる。その作法はスッキリはしないけど、悪くはない。ただし、ジヨンの中学時代や大学、就活時代のエピソードは全部抜かせて、説得力はなくした。鑑賞者が試されている。そんな作品である。


STORY
結婚を機に仕事を辞めたジヨン(チョン・ユミ)は育児と家事に忙殺され、時に閉じ込められているような感覚に陥ることがあった。ある日、ジヨンは他人が乗り移ったかのような言動をするようになり、さらにその時の記憶は全くなくなっていた。夫のデヒョン(コン・ユ)はジヨンにその真実を告げることができずにいた。
キャスト
チョン・ユミ、コン・ユ、キム・ミギョン、コン・ミンジョン、キム・ソンチョル、イ・オル、リュ・アヨン、イ・ボンリョン
スタッフ
監督:キム・ドヨン
脚本:ユ・ヨンア
原作:チョ・ナムジュ
撮影:イ・ソンジェ

2020年10月13日
MOVIX倉敷
★★★★


「スペシャルズ 政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話」

「パブリック 図書館の奇跡」みたいに運営者と利用者がタッグを組んで、何かやらかす物語かと思いきや、原則彼らは何もしません。

それに「笑いと涙で」という煽り文句も、ビンとこないで、「笑い」ってあの下ネタのことならば、ちょっとフランスジョークはわからないと言っておきましょう。

それでも良かった。

自閉症を真正面からリアルに扱い、毎日が戦争の日々を、よくまあ描いたと思う。

見どころ
『最強のふたり』などのエリック・トレダノとオリヴィエ・ナカシュの監督コンビが、社会からはじき出された子供たちを救った男性たちの実話を映画化。ドロップアウトした若者たちが自閉症の子供たちを世話する施設に携わる二人が、閉鎖の危機に追い込まれながらも奮闘する。施設の代表を『ゴーギャン タヒチ、楽園への旅』などのヴァンサン・カッセル、共に働く友人を『永遠のジャンゴ』などのレダ・カテブが演じる。

あらすじ
「正義の声」はほかの施設で見放された子供たちも受け入れる自閉症ケア施設。ブリュノ(ヴァンサン・カッセル)が経営し、友人のマリク(レダ・カテブ)がそこで働くドロップアウトした若者たちを教育している。ある日、当局の監査が入り、無認可で赤字経営となっていた正義の声は閉鎖を迫られる。さらには、重度の自閉症があるヴァランタンが失踪してしまう。

2020年10月18日
シネマ・クレール
★★★★



「空に住む」

両親が交通事故で死んだ後、おじさんの計らいで空の上のような部屋に住む。
「雲のような」直美は、「心があるのに嘘をつく」ような「捉え所のない」娘ではあるが、そんな女性はわりといるだろう。
スターと寝たり、主人公として可愛い顔をしていたり、直ぐにハルとのお別れが来たり、映画的な仕掛けはあるが、淡々と日常が続く。
人と人との関係は猫のように15年間じゃない。一生続く。当たり前のことに向き合う。そんないかにも文学っぽい内容を文学っぽく映画化。絶対ヒットしない。よく映画化できたなあ、と思う。
ある意味とっても青山真治っぽい作品だった。

原作では、おそらく主人公の呟きで埋められているのだろう。
「人はずっと誰かとの関連で
生きていかなくてはならないけど
それは交わることはない、
でもその平行線が宇宙のずっと先まで行けば
交わることはある」
猫とは話ができない
両親とも話ができなかった
でも、その話を聞いて直美は初めて涙する
号泣ではないところが、
青山真治のリアルなのだろう

松本憲人(1969-2020)って誰?
照明の人でした。8月急逝。

STORY
両親が急死した現実を受け止めきれない直実(多部未華子)は、叔父夫婦が用意してくれた都心の高層マンションで、長年の相棒である黒猫ハルと暮らすことになる。喪失感を抱えたまま日々を過ごしていたが、同じマンションに住むスター俳優・時戸森則(岩田剛典)と出会ったことで彼女の運命は一変。彼と逢瀬を重ねながら、直実は仕事や人生、そして愛について思いを巡らす。
キャスト
多部未華子、岸井ゆきの、美村里江、岩田剛典、鶴見辰吾、岩下尚史、高橋洋、大森南朋、永瀬正敏、柄本明
スタッフ
監督・脚本:青山真治
脚本:池田千尋
原作:小竹正人

2020年10月24日
MOVIX倉敷
★★★★

https://soranisumu.jp/






最終更新日  2020年11月18日 22時53分48秒
コメント(2) | コメントを書く
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Re:2020年10月に観た映画B(11/18)   はんら さん
「82年生まれ、キム・ジヨン」は私も見ましたが、おっしゃる通り原作とかなり違ってしまっているので、妻思いで優しくかっこいい夫がいて、実家は電車でブラリと行けるくらい近くて親子関係も兄弟関係も良好、ソウルできれいなマンションに住み共稼ぎしなくてもいいくらい裕福、そんな勝ち組のキム・ジヨンがどうして「憑依」に陥ったかさっぱりわからなくなってしまっていると思いました。

(2020年11月18日 22時59分10秒)

Re[1]:2020年10月に観た映画B(11/18)   KUMA0504 さん
はんらさんへ
コメントありがとうございます。
日本では、時期が悪くて、残念ながらあまり観客動員数が取れなかったようです。
韓国の人たちも違和感があったのかなぁ。

でも、そのあと、映画仲間が割と観ていてくれて、感想を聞いたのですが、思った以上に作品世界の理解がありました。
「夫の「育休取れば、僕も勉強とか出来るし」とかの台詞は、アレは無いよね」という感想も聞こえました。
アレでも見たら、男性はいろいろ反省する部分があるのだと思います。もうちょっとヒットして欲しかった。 (2020年11月20日 10時41分58秒)

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