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テーマ:京都。(6066)
カテゴリ:考古学
「考古図録 京都大学総合博物館収蔵資料目録第3号」京都大学総合博物館 写真はカラー。127p。2017年発行。定価1800円。 編集 京都大学総合博物館 発行 (株)アクディブKEI 目次 頁 考古資料の概要 4 第一部 日本 縄文・弥生時代 9 第二部 日本 古墳時代 33 第三部 日本 古代 63 第四部 中国・朝鮮半島 77 第五部 エジプト 101 付篇 各地の文字資料 107 掲載資料一覧 113 京都大学の収蔵資料目録なので、驚きの視点はない。 京都大学が独自に発掘してきた有名遺跡は多い。 私の関心から縄文・弥生・古墳時代だけ記す。 ・国府遺跡 ・北白川遺跡(吉田キャンパスの東側) ・長野県海戸遺跡の縄文土器 ・神奈川県菊名貝塚 ・沖縄県崎樋川貝塚 ・岡山県津雲貝塚 以上が縄文時代。津雲貝塚は京都大学が調査したのか!骨がない。そっちは東大にとられたのだろうか。 縄文から弥生へ。その二つともあるのが、滋賀県滋賀里遺跡である。 唐古遺跡は、流石に遺物が豊富。7頁にもわたって取り扱っている。 須玖岡本遺跡の銅剣やその鋳型、そして甕棺墓。 圧倒的には、椿井大塚山古墳の30面にも及ぶ三角縁神獣鏡、または画文帯神獣鏡、または方格規?四神鏡、四葉座内行花文鏡、である。甲冑、剣やヤリ、鉄鏃、鉄斧などを載せる。 安土瓢箪山古墳の青銅器の数々も。 元稲荷古墳の特殊器台形埴輪と特殊壺形埴輪の現物は、ここにあった。 久津川車塚古墳の石棺の本物もここにある。 なるほど、関西アカデミーの頂点として、優れた逸品は手元に取っておくわけだ。 その割には、ほとんど解説がない。せっかく図録を作ったのだから、これまでの成果を惜しみなく書くべきではないか? 非常に頭にくる。 もうこの博物館には行かない。 「台湾民俗資料 京都大学総合博物館収蔵資料目録第6号」 2019年。カラー75p。確か2200円ほどだったと思う。 編著 岩崎奈緒子 郭美芳 発行 京都大学総合博物館 ほぼ全ての民俗資料に、日本語と台湾語の解説がつく。とても誠実な編集だと思う。改めて、台湾の「民芸」の技術の高さを知る。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年11月29日 07時39分22秒
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