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テーマ:本日の1冊(3685)
カテゴリ:読書(ノンフィクション12~)
「コミュ力ゼロからの「新社会人」入門」渡瀬謙 インプレス 正月5日県立図書館は、「福袋」として4冊入のお楽しみ袋を貸してくれました。なんとトートバックはプレゼントです。残りが少なく、私は社会科学部門の「新社会人さんへ」という袋を選ばざるを得ませんでした。その中にあった一冊です。 テレビのインタビューを受けて、私は「本のプロである司書さんのセンスを楽しみたい」とかっこよく言ったのですが、中身は期待外れでした。私は「働くとはどういうことか」果ては「労働法制を生活に役立てる」等の本を思い描いていました。つまり、私の「センス」はかなり硬く古臭かったのです。 今どきの司書さんは、「明日から如何に残酷な新世界を上手に泳いでいくか」その技術指南の本「のみ」を選んでいました。しかも読み通すのに1-3時間で済むような本ばかり。確かに、これも見事な「センス」だなと思います。 目次は以下の通り。 第1章 社会に出る不安がなくなる7つの考え方 第2章 コミュニケーションがラクになる7つのメソッド 第3章 これで安心! しゃべりが苦手な人のための7つの「会話の基本」 第4章 職場で「適度な距離感」をキープする9つの「人間関係のつくり方」 第5章 苦手なシチュエーションを乗り切る8つの会話テク 第6章 口ベタ・人見知りでも自信を持って成果を出せる5つの視点 第7章 不安があるからこそ成長できる6つの心構え 自慢じゃないけど、私はおそらくコミュ力劣等生でした。おそらく、と書いたのはその自覚がなかったからです。確かに働いていると、コミュニケーション力はあった方が良いということは多々あります。早く出世しようとしたら、意識的にこういう本を読んだ方がいいでしょう。でもなんとかなります。こんな本を読まなくてもなるんです、きっと。証拠に、ここに書いている98%は、私の中で「メソッド(技法)」になっているか、「解決済み」の事項でした(つまり、「厳選メソッド49」のうち参考になったのは一つしかなかったということ)。 私が気になったのは、こういう本はここ20年の流行なのではないか?ということ。「コミュ力」という言葉自体が新語・流行語です。それほどまでに若者にとって「生きづらい」世の中になってしまったということなのでしょうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年01月15日 10時35分49秒
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