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2021年04月03日
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テーマ:本日の1冊(3440)

「図書 2021年4月号」

高橋三千綱さんの闘病記が最終回を迎えた。約2年ほど前から、連載中断を何度も繰り返し「もはや亡くなったか?」と思うたびに復活していた。

8年前に食道がんと胃がんを併発し、医者の反対を押し切って「瞑想と気流法で退治」余命半年のガンを消滅させた。2年前年末に食道狭窄症手術、更には昨年コロナ禍のもとに狭窄症手術を3回、更には胃の静脈瘤手術、白内障手術まで行っている。その間に初期胃がんの焼きとりまでやっていたらしい。道理で連載中断が続いたはずだ。今年の年賀状の言葉「一昨年は底を打った。昨年はどん底だった。今年は地獄をみる」連載中、食道をやられているのに酒や美味いものに執着して、家族に迷惑かけるこの無頼派作家は自業自得だと思ってきたけど、文章はあくまでもあっけらかんとしていて、やはり凄いのだと思った。年賀状は、あれでは少し暗いので付け足したそうだ。
「明日の、ブルドッグ」。高橋三千綱といえば、芥川受賞作を読むために「文藝春秋」を買った数少ない作家だ(1978年「九月の空」)。あの時、まるで自分と同じような武道にかける青い空を、共に見上げたけど、考えたらお互い歳をとった。

編集者後記「こぼればなし」には、必ず最終回を迎えた作品には言及があるが、高橋三千綱さんには何故かなかった。代わりに「かざる日本 第18」の橋本麻里さんの連載が最終回を迎え、編集後記でも言及している。あまりにも丁寧な調査執筆に、「飾る」にあまり興味なかった私も、度々ここで取り上げざるを得なかった。最後は「かざり」の「対であるべき人の営み」である茶の湯に代表される「簡素」に触れている。「この両輪の働きから生み出されてきたものが、列島の美術史に営々と積み重なり、分厚い層をなしている」。単行本が出たら、是非読んでみたい。

長谷川櫂は、一貫して警醒の書を書いている。俳人ではあるが、だからこそ社会を本質で見ようとする。彼にしたら、当初良識の民の総意による政府を選ぼうとして始まった「民主主義」という制度は、現代では大衆迎合主義(ポピュリズム)になり、「コロナ問題は最初から経済問題だった」し、「自分がウソをつくだけでなく、官僚や秘書にもウソをつかせる。元法務大臣夫妻が大金を使って有権者を買収する。現役の大臣が賄賂の現金を大臣室で受け取る」ようになったと嘆く。蓋し、多頷事。






最終更新日  2021年04月03日 11時19分41秒
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