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「ごはんを残したら、一生懸命に作ったお百姓さんに申し訳ないのよ」 こう言われて育った私は、今まで好き嫌いや食欲無くて、食事を途中まで食べて残したことは数えるぐらいにしかない(もしかして病気を除くと一度も無い)。 食事を残さないことを信条にしていたので、当然好き嫌いは無くさないと実現できない。よって、私には好き嫌いはない。そもそも「ヌタ」等の苦手な食べ物は最初から近づかないようにしていた(今は好物です)。 母親は身体が弱く、子供たちには健康に育ってほしいと強く願っていたので、何はともあれたくさん食べさせるという教育方針を貫いたようだ。お陰で、子供は悉く肥満気味になった。一長一短ではある。 これが「せっかくあなたのために買ったのに、勿体ないから食べなさい」と言われていたならば、「親のいないところでは残して良いんだ」「お金を自分で使うことができたなら残して良いんだ」とか逃げ道を発見したかもしれない。 「お百姓さんに申し訳ない」という言葉は逃げようがない。しかも、うちは兼業農家だったのでイメージも明確で説得力があった。しかも、高校生の時に観た「七人の侍」で、左卜全が用心棒獲得のためになけなしの米を侍のために用意していて、それが溢れた時に一粒一粒拾っていた場面を観て、最初の鑑賞後はこの場面が1番心に残ったほどに頭の中に刷り込まれてしまった。大人になっても、これは私の信条になり、悪いことにバイキングでも、職場の賄いでも、「残してはいけない」信条が発動してしまい、生活習慣病は私を困らせている。 こういう「教え」は、現代で一般的にはしていないようだ。(喩えが悪いが)不登校が当たり前のように、「残す」ことも認められているようだ。 果してそれは正しいのだろうか。 私は「無理してでも食べる習慣」は、つけるべきだと思うのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
私も同じような教育を受けて育った世代です。
私は出産後に、子どもの食べ残しも「残したらお百姓さんに・・・」と思って食べて、20キロも太りました。 そして私も高血圧や膝痛が発生して、それからは「健康のために残す」ように心がけています。 スリムな人(特に主婦)は、ガンガン残してドンドン捨てています。 食糧難やゴミ問題などと合わせて、簡単には解決できない問題かもしれませんね。 (2021年08月14日 11時11分54秒)
韓国人スタッフと会食したときに、これでカルチャーショックを受けたのです。
出されたものは、美味い不味いにかかわらず、残さず食べるのが当たり前と思って食べていたら・・・ 好物だと思われて、スタッフがまたついでくれるわけで、往生したのです。 それと、食べ物を残すことが、腹いっぱい食べたという意味に捉えるのが彼の地の習慣だとか・・・これもショックでした(笑)。 (2021年08月14日 19時51分59秒)
はんらさんへ
ドングリさんも書いていますが、 韓国に「残したらダメ」文化は無いようなので、辛かったでしょう。 もう、どんどん残してください! そう言えば、私も最低からいっとき20キロ太ってそのあと悔い改めたのを思い出しました。 (2021年08月15日 17時14分45秒)
Mドングリさんへ
そうなんですよね。 普通の食堂でもそういう「おもてなし」がありました。 いや、嬉しいんだけど、毎回旅から帰ると物凄く歩いたはずなのに、便通はキムチのお陰で良くなったはずなのに体重計が‥‥。 最近の直近の旅では流石に控えるようになりました。 (2021年08月15日 17時17分47秒) |
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