|
テーマ:本日の1冊(3685)
カテゴリ:読書フィクション(12~)
「天国の五人」ミッチ・アルボム 小田島則子・小田島恒志訳 放送出版協会 2003年、エディの83歳の誕生日だった。妻に先立たれ、子供もいない。仕事も希望通りではなかった。その日も、いつも通り遊園地の機械のメンテナンスをしていた。エディは一瞬の事故で呆気なく死んだ。 彼の人生はなんの意味もなかったのか‥‥。 この物語は終わりから始まる。彼を天国で待っていた五人の人物は、どんな人たちで、彼にどんな大事なことを伝えたかったのだろう? ほとんどの人は平凡な人生を過ごして呆気なく死ぬ。 だから、エディの寂しさも、後悔も、怒りも、愛情も、そして思いもかけない真実も、あり得るかもしれない「天国の物語」かもしれない。 と、敬虔なクリスチャンである著者は想像して物語をつくり、ベストセラーになった。神様の存在をよく知らない私は、至る所でつまづきながら、それでもミッチ・アルボムの天国観におおよそ共感してしまった。すなわち、 「人生には終わりがある。愛に終わりはないわ」(191p) 此処でそう言ったのは、天国(?)で待っていたエディの妻なのではあるが、数千という書物で数万の物語を読んできた私も、こういう言い方はおそらく正確ではないはずなのだが、世界中おそらく一言で言い表せる言葉は存在しないと思うのでこういうのだけど、私は「愛」が、「愛」の存在が私の存在が無くなっても存在し続けると信じられるので、自分の死を受け入れることができるのではないか?と一瞬思うことができたのである。この感想、意味わかりますか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年09月15日 01時44分25秒
コメント(0) | コメントを書く
[読書フィクション(12~)] カテゴリの最新記事
|
|