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再出発日記

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2021年09月15日
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テーマ:本日の1冊(3685)


「遺品」若竹七海 角川ホラー文庫

物語は葉崎市の美術館学芸員だった〈わたし〉が失業者になったところから始まる。金沢の潰れそうなリゾートホテルの中に、曽根繭子という有名女優の「遺品」を整理して記念館を作って欲しいと頼まれたところからだった。

葉崎市が出たところで、あの葉崎シリーズだったのか!しまった!と思いきや単なる偶然だった。学芸員が主人公というところで、読んだばかりの「閉ざされた夏」を想起したが、書かれたのはあの作品から6年後なので全く繋がりはない。ただし、「角川ホラー文庫」なので、それなりに覚悟はしていた。有名女優は自殺らしいけど、死体は見つかっていない。如何にも怪しい。ホテルオーナーたちとは色々と血のドロドロ関係がありそうだ。横溝正史系だろうか‥‥。それぐらいだったらいいな‥‥。もっと怖いのはイヤだなぁ。

そうすると、幽霊は頻繁に出てくるんだけど、怖くない。むしろ、〈何故幽霊が出てくるのか〉というホラー・ミステリだった。

それにしても、作者の学芸員愛は本物だと思う。学生の頃、本気で目指していたんではないだろうか?主人公の大学では「200人博物館学課程に登録したが、学芸員になれたのは2人だけだった」という記述もある。若竹七海は立教大学史学科なんだけど‥‥。

年間10冊は若竹七海を読もうシリーズの5冊目。季節を選んで‥‥、いや今回は6月10日から7月25日までの話。少しずれた。






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最終更新日  2021年09月15日 01時45分57秒
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