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カテゴリ:旅の記録
総社市の「まちなか美術館2021」の企画、まち歩きマップで旧商店街をぶら歩きした。約30数年ぶりにこの辺りを歩いた。いろいろ努力していて、素晴らしい。 「えがきや」という、駄菓子屋を改良した小屋に入った。駄菓子店かと思いきや、アニメの本物の色紙、しかも手塚治虫、ちばてつや、安彦良和等々大物が10数枚飾ってあって、山本一二という有名アニメーターの原画ペラペラまで置いていて、彼らの風景原画(「もののけ姫」もあった!)まで置いていた。 「此処はなんなんですか?」 「アニメスタジオなんです。私の妹が、手塚プロに長いこと行っていて、今は岡山と東京に2箇所拠点を作ってやっているんです(妹さんは「色指定」らしい)」 「あの、映画のエンドロールに最後延々と出てくるアニメスタジオのひとつが此処なんですか?」 「そうです。「天気の子」とか(今度「鹿の王」も手伝ったらしい)」 妹の娘さんが、出てきて少し説明してくれた。 デジタル時代といえども、全て転送できるはずもなく、転送便を駆使しながらも、こんな小さな家でアニメの下請けをしているようだ。こういう小さなスタジオが、日本のアニメを支えていると思うと、もうびっくり感動!(中の風景は流石に撮影不可でした) 井手屋という立派な建物。 その手前に六枚橋という、小さな小川の跡と橋があった。 伏流水があるのか、綺麗な苔が生えている。 30年前にはもうなかったけど、豪商跡というのが至る所にあり、やはり頼山陽ゆかりの家の跡もある。彼は、この山陽道を通って、至る所に寄宿していたのだろうか。 元警察署の「まちかど郷土館」に久しぶりに入る。山陽道を今の道に合わせて詳しい地図を作っていた。両宮山古墳は山陽道かと思いきや違っていた。丸山古墳の辺りだとわかる。総社市を。すぎて、川辺を渡って、福山に繋がる今の道を歩いていたのだ。 総社市唯一の明治洋風建築らしい。木造かつ西洋という括りで、日本の洋風建築は、世界的に見てどうなのだろうか? 2階からの風景。 一般の家も趣がある。 昔住んでいた頃は気がつかなかったけど、古くて良い建物がたくさんある。 最後はこの古家を改造して運営している珈琲屋(焙煎が主みたい)に入った。 テーブルは小さな2人掛けが二脚のみ。隅々まで気の行き届いた店で、3人も働いていた。やっていけるのか?お客は来ていたみたいだけど。ドリップコーヒーは300円だった。 こういう休日も良い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年11月27日 17時57分21秒
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