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カテゴリ:読書(ノンフィクション12~)
「PUBLIC HACK 私的に自由にまちを使う」笹尾和宏 学芸出版社
「ビッグイシュー418号」を読んで紐解く。 路上ライブやストリートダンスや大道芸などがどんどん規制されていて、私たちは決められたところでしかそういうことは出来ないと思い込んでいないか? 公共空間は、工夫さえすれば、実は「私的に自由に使う」ことができる空間である。 水辺でランチ、チェアを持ってビール缶を飲む、川が見える場所でBAR、くにたち0円ショップ、アーバンスペースディスコ、ストリートダンス、外朝ごはん、公園で寝袋野宿、芝生の上で映写機とスクリーン使って映画会、河川敷でカラオケ、路上ライブ‥‥これらは全部届け無しで利用可能です。 やって良いこと、悪いこと、をどのように見極めていくか。法律は道路法、道路交通法、都市公園法、河川法などがあります。自治体ごとに違うので、確認する必要があります。詳しくは読んでもらうとして、法律をどう読み解くかが大切です。 「何人も、交通の妨害となるような方法で物件をみだりに置いてはならない」→裏を返せば、通行の邪魔にならないスペースであれば、テーブルを置くことは禁止されていないこと。 「場所を移動せずに露店や屋台を設置する場合をはじめ、道路の交通に支障が出る行為には許可が必要」→ビッグイシューのような手売りや、車両を用いた販売形態など、ただちに移動可能な用意で露店すれば許可は不要。 (都市公園法)「占有行為には許可が必要」→私的な個人使用、グループ使用とみなせる内容(規模・時間)の行為(=自由使用)であれば許可不要。 ただ、やはりというか、「通報される」と、警察は法律度外視して止めにかかってくるそうです。そうならないための対処法も書いています。 法律は時代と共に変わります。 公園でのボール遊び禁止、渋谷区でのハロウィン期間中の路上飲み禁止は、昔はありませんでした。自分で自分の首を絞めない。自分で禁止を作らない、ことが大切ですね。 また、著者は公共空間の使い方のノウハウだけを述べているわけではなく、使うことはどういう意味を持つのか、きちんと提案している。また、自治体の先進的な取り組みも紹介している。やってみる、そのことが大切。路上ライブも、本来ダメだけど通報されたら禁止するというところも有れば、単に見つけるだけならば声かけて終わるところもある。法律が何を求めるているか、を踏まえての対応なので素晴らしいと思う。 花見じゃなくても、気を向いた時に仲間を誘って「水辺ダイナー」なんて、気軽にできたら良いなぁと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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同じ様なこと、よく考えます。
何かをしようとする。 合法か? それをどこで調べる?誰に尋ねる? その方法すら不明の場合、どうしたらいいのか。 昨今ならインターネット検索かける。 でも、これまた、どこまで信頼できるか。 結局わからないまま、っての。 みんなが渡るなら、赤信号も怖くないのか 自分で判断するのか。 マイナカード、香港、テニス選手 歴史的には、どの国をどこまで信用、信頼できるのか。 法律は常に公正か? (2021年12月22日 09時22分23秒)
ポンボさんへ
コメントありがとうございます♪ そうですね。 判断難しいことはありますね。 正直、森羅万象について、自分で判断するのは難しいかもしれません。 でも、関心のあることについては、 批判的に物事を見る。 それで良いじゃないでしょうか? その時の自分の判断をきちんと覚えておく。 何を根拠にしたか? 間違ったら、きちんと修正する。 そうやって、自分の「物差し」を鍛えていくしか無いのでは無いでしょうか? 私はこう考えます。 マイナカード 国家による人間管理なんて、一つも信頼できない。最後の最後までカードはもたない! 香港 歴史的に見て、明らかに自由と民主主義を抑圧する方向に動いている。 テニス選手。 あそこまで、はっきりと映像を見せられたら、監禁・洗脳はないだろう。 発端の文章も、不倫を匂わすことは書いてあったけど、性暴力の文はなかった。国際的規模の反・中国キャンペーンの一環の可能性が高くなった。しかし、ここまで個人の発信の自由が奪われているのだとしたら、全く問題無しではあり得ない。「参加ボイコット」は市民のスポーツする権利の問題だけど、「外交ボイコット」は、国の外交の問題なんだからすれば良いんじゃないのかな。 (2021年12月22日 19時39分18秒)
KUMA0504さんへ
kumaさんの方が私より、人がいい、らしいですよ。 私、テニス選手の、いつまでもどこまでも嘘の上塗り、としか思えなくて。 彼女が、彼女の家族を全員伴って、本国に戻る義務が無いと確実な状態で、中立国で、見解を述べるまで、信用できませんから。 と思わされるほど、色々と他にありすぎるから。というのは私の疑心暗鬼なのではなくて、私だけのではなくて。 あの国の人(複数、多数)からよく聞いた言葉です。「あの国の人、嘘つきばかり」って。でそれを言った人もあの国の人でして。 「義務」が自由を(正しい意味ので、「勝手」ではなくて)損なっている状態にはかわりないので。 長々と書いてしまい、ごめんなさい。 (2021年12月23日 09時39分13秒)
ポンボさんへ
大切なのは、 何処に注目していて、 何を根拠にして、 どう思ったか、 をできうる限り覚えておくことでしょう。 それで、半年か、数年後にファクトチェックすれば良い。 中国テニス選手には興味はなかったのですが、 とりあえず書いたので、 半年後ぐらいにファクトチェックしたいと思います♪ 私の基準は、 テニス選手の不倫云々は興味はなくて、 性暴行があったか、それがあったのに、隠していたのか? そういう中国テニス界に体質があり、 国家がそれを隠していたとしたら、 五輪の参加ボイコットはするべきか? 外交ボイコットはするべきか? です。 わからなかったら、わからなかったで良い。 私たちは責任ある立場じゃないんだから。 でも、確信もないのに、SNSで拡散することだけはしない。 私が韓国に理解ある立場を、度々表明しているのは、それなりの「根拠」があって、確信しているからです。 中国に対しては、よくわからない。 でも、民族自決権に関しては、いくつかよくない噂はあるようなので、注目していきたい。 よくわからないのに、尖閣問題で変なことは書かない。 「アイツは不良だから人を殺すだろう」というようなことは広めない。 ましてや、そのためにアイツの隣人に武装化を「強制」させるようなことには反対する。 あ、いかん。 だんだんと話が広がってきた。後半は無視してください。 (2021年12月24日 12時52分06秒)
KUMA0504さんへ
もうこの件は終わりにしようと思っていたのですが つい、 だって、 私も、テニス選手の、あまり関心ないんです。 人権という視点以外では。 日本がいまだに数世代前の行為を非難されるのと同様 古今東西適応されるのに、 とは思っております。 (2021年12月26日 09時31分26秒) |
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