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愚者の館 ~くまはちの日々是口実~

愚者の館 ~くまはちの日々是口実~

ただいま改造中なり

ただいま、改造中なり
~そして地球外生命体へ~


※注意!このページは少々グロい表現を含みます!※


 私の右手首にはガングリオンと思われる1cmほどのシコリができている。
 半年前くらいから姿を現し、徐々に大きくなっていったシコリである。

 普段は全然痛くも何とも無いのだが、何かの弾みで患部をぶつけようものなら、一瞬目の前が真っ白になるくらい激痛が走る。
 おかげ様でこの数ヶ月は、まともに手刀でツッコミを入れる事が出来なかった。

 しかし、唸り声な奇声を上げながらのた打ち回る私の姿を見た人は、そんな厄介なモンだとは思われて無かったかもしれません。

 ギャグやってると思ってる方多数だったんだろうなぁ…

 でも、頭のほうがヤヴァイと思われるよりはマシですが…


 そんなこんなで、やっとこさ病院へ行く決意を固めました。
 周囲からは『もっと早く行けや!』と散々言われてたですが…(苦笑)

 しかし、普段は風邪くらいでしか近所の町医者へくらいしか行く事が無いので、一体何科の門を叩いたものかと悩む悩む。
 この場合は皮膚科より外科の方が良さそうだ。
 でも、近場に外科専門の病院は無し…
 
 仕方ないので、近場の総合病院の外科の門を叩いてみる事にしました。

 …しかし、総合病院ってこんなに待たせるんだろうねぇ(汗)
 コレだから総合病院苦手なんだよっ!たかだか、シコリ内の内容物を注射器で吸って貰うだけなのにっっ!(´Д⊂)
 
 おまけにココの病院は新患は午前中しか受け付けてないから、休日なのに早起きしなきゃなんないだよね!(コレが一番のネックだった:笑)

 暫く待っていると、外科の看護婦さんに皮膚科へ案内された。
 何だよ、皮膚科なら近所にもあるやんかー(笑)

 スンスン言いながら、皮膚科のロビーで待つ。
 しかし待ち時間長いわー、何か本持ってくれば良かった…

 待つこと30分…
 ようやく診察室へ呼ばれた。

 おうおう、よくもこんなに待たせてくれたなァ!
 先生さんよォ!とっとと吸って直してくれよなァっ!(゚Д゚)

 …って、あら?先生って女医さんですかぁ~(※しかも別嬪)
 イヤン、よろしくお願いしますゥ♪でも出来たらロン毛でメガネかけてると萌えるんですが(←死んでしまいなさい:笑)

 一通り症状を説明して、患部を見せる。
 『あぁ、コレはガングリオンですね』と、返答が返って来ると思いきや、O先生何やら思案顔。

  O先生「じゃあ後ろのベットに横になって下さい」
  熊八「…あの、注射器で吸い出せば終わるんじゃ…?ベットだなんてそんな大胆な(笑)
  O先生「うん、切って中を取り出さないと分からないから」
  熊八「え?でもガングリオンなんじゃ…?」
  O先生「普通は、ガングリオンはそんな場所には出来ませんから(即答)
  熊八「ええええっっ!?Σ(゚Д゚)」

 改めて説明しますと、私のシコリの位置は右手首の外側、人体のツボで言うところの『陽谷』と呼ばれるツボの部分です。
 普通ガングリオンは、親指と一指し指の根元にある舟状骨の周辺、滑液のある所(関節、腱鞘)の付近で出来るそうです。

 じゃあ、私のお手手には一体何が入ってるのかなー☆(汗)
  
  O先生「あと、珍しいケースなんで研究用に写真撮ってもいいでしょうか?」
  熊八「はぁ、どうぞ…」

 カメラで患部を撮影、物差し当てたり角度を変えて何枚も撮影されてました。

 ちなみに私は検体サンプル体験コレで3回目なり。
 1回目は歯医者で顎の手術で膿をした時、2回目は原因不明で白血球が通常の3倍の数値を叩き出して入院した時。
 
 そして、今回の手首の異物体験。
 
 えーと、こう言うの何て言えば良いの?
 1度目は偶然、2度目は奇跡、3度目は運命って言うんだっけ??

 そんな運命NOサンキュウだよコンチクショウ。

  
 一通りの撮影の後、O先生は準備に取り掛かった。
 患部に直接麻酔を打たれる。O先生は『チクッとしますよ』と仰ったが全然痛くなかった。 
 どっちかと言うと麻酔液を注入されてる時の方が痛かったかも…(これはしょうが無いやね、でも注射は上手だと思った)
  
 麻酔が効くまでの間に、銀色の作業台の上に次々と並べられる医療道具たち。
 専門用語は全く分からないのですが、大小のピンセットが2本、ハサミのような器具が2本、メスや縫合用の糸などなど…

 …診察台に乗っていて今更なんですが、私ホントに手術するですなぁ…(汗)
 
 シコリの場所が場所なので、診察台に横になって腕を曲げております。
 
 だから顔の真横で切開ショーの開催でございますよ!どうしましょ、奥様!?(滝汗)

 しかし、しかしです!ここで逃げるわけには行きません!
 
 コレはひとつ切開シーンを己の眼に焼き付けてやろうじゃありませんかっっ!!(゚Д゚)
 
 かかって来やがれ現代医学っっ!!

 
 鼻息を荒くして診察台で暑苦しく燃えている熊八。
 でもケンカ売るとこ激しく間違ってると思われる…

 普段へタレのクセに勝負好き、ネタになると思ったらもう後には引けない(この性格で何ど墓穴を掘った事やら:笑)

 
  看護婦「それじゃあ、カバー掛けますね。息苦しいかもしれませんけど我慢してくださいね~」  

 あ、あり?見えなくなっちゃった…?(´Д`;)

 風呂敷サイズのビニールシートを顔に被せられてしまいました。
 (患部だけは露出するように出来てた)
 
 うわーん、見せてくれないのー?(゚Д゚;≡;゚д゚)
 
 冷静に考えれば見せてくれる訳が無いんですが…(苦笑)


 視界が遮られてしまったので、あとは感覚だけの世界。
 患部にアルコールを塗布したとこまでは分かったのですが、あとは何をやってるやらサッパリサッパリ。
 
  O先生「あ、出てきました。ホロホロとした脂肪の塊ですね」

 ホロホロ?脂肪? き、気になるっっ(゚Д゚)
 こうなったら布の隙間からコッソリと覗いてy…うおぉっ何か患部に器具がいっぱい刺さっとるがなーっっ! ←手術だから当たり前じゃ。

 視界の悪さに覗く事は数秒で断念。 
 暫くすると、グイグイと引っ張られる感覚が出てきました。
 
  熊八「先生?何か魚の目とかイボを引っ張ってる感覚に良く似てるんでけど…」
  O先生「えぇ、引っ張ってますよ。これ(脂肪)根をガッチリ張っちゃってるんですよ…」

 それホントに脂肪っすか…?(゚Д゚)
 うわぁぁ、何かメリメリって!メリメリって剥がれる感覚がするぅぅ!! 産まれる!何か産まれるゥゥ (←お馬鹿)
  

  それから傷を縫合してもらい、カバーを顔から外してもらう。

  O先生「これは何か炎症を起こして脂肪が固まったんでしょうねぇ」
  熊八「そんなとこ怪我した事無いですよ」
  O先生「いや、外傷とかじゃなくて…」
  熊八「心当たり全然ありません(即答)」
  O先生「…検査報告見て見ないとハッキリ分かりませんね」

 あぁ、何かどこの医者言っても同じ会話してる気がする…
 ゴメンね!原因不明な患者で!(苦笑)

 摘出した脂肪は、やや大きめの米粒といった感じで思ったより小さかった。(切開する前は1cmサイズ)

 O先生が言うには、皮膚がタコ化してそれで大きく見えてたとの事。
 摘出した脂肪の検査の結果報告は一週間後。

 カルテを持って会計へ。
 しかし、金払うの待つだけでも20分って勘弁して欲しいぞ。

 一体、私の身体から何が出てきたのやら…?
 ただの脂肪ならいいんですけど、それはそれでつまらんし…('A` )
 
 あぁ、今日はあと、眼科(コンタクトレンズ)と歯科(歯石除去)行かなきゃ…


そんな事を考えてると、ようやく会計の順番が回ってきました。


  会計「それじゃあ9350円になります 

 ぱ、ぱーどん??(゚Д゚)
 そう言えばこの4月から医療費上がってたんだっけ…
 財布の中は…わぁ、ギリギリだよっ!眼科や歯科なんか行ってる場合じゃないよっ(苦笑)

 シコリと取って軽くなった右手に、軽くなった財布を持って病院を後にする…
   
 人間健康なのが一番、一番なのは分かってるけど…


 どうか、検査の結果が地球外生命体並の結果が出ますように☆


  首洗って待ってろよ!現代医学っっ!!(T□T)
  検査で何かおもろい結果が出てくれないとやっとられまへんわぁぁ(笑)



そして後日談…


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