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   Time can't wait ♪ sorachi

Time can't wait ♪ sorachi

FM 802 小田さん出演



「エバーグリーン ミュージックブック」 司会 スガシカオさん
 時代を超えて受け継がれる曲の魅力 名曲再発見・・・というテーマ
                  2005・11・3

小田さん 3時30分頃から 30分間に渡っての登場でした。
<ス>は スガシカオさん
<小>は 小田さん

番組が始まって 最初の頃に「言葉にできない」がかかりました。

スガシカオさんは 番組の初めから ゲストの小田さんについて
「怖いんですよ。よく怒られるんです。」
と おっしゃっていました。

・・・・メモメモしましたが 聞き逃しているところもあるので
ご了解くださいね~~~!


<ス>ライブに行かせて頂いてパワフルでびっくりしちゃったんですよ。走りまくってましたね。
<小>けっこう 大変なんですよ。
<ス>終わったあと 抜け殻のようになるくらいですよね。
<小>抜け殻ですか?
<ス>声 かけづらかったすよ!
<小>そうですか。本当に疲れちゃいますからね。
<ス>また この話は 後ほど。


「テーマ エバーグリーンについて」

<ス>小田さんが聞いていてどの辺の世代がエバーグリーンなんですか?
<小>やっぱり・・・70年代前半~80年代前半くらいかな。60年代後半も入るね。場所的にはヨーロッパもそうだしアメリカ。60年代のニール・セダカやポールアンカとかその辺が一番影響を受けたかな。

<ス>人生の中で この曲はずせない・・・のようなことありますか?
<小>なかなか難しくてさ。良かったよなと思って、しばらくして聞くと大したことないんだよな。たいていは 聞いた時はもっと良かったんじゃない?というような感じかな。そんな中で あえて選べというなら『ビートルズ』 ビートルズは散々言ってきたけど・・・それで改めてまた聞くと、やっぱり凄いんだよ。期待もせずに聞くとやっぱり凄いんだよ。


<ス>ビートルズの世代と同じくらいなんですか?
<小>ビートルズの方が ちょっと5~6くらい上なんじゃないかな。音が聞けない、ステレオもカセットもない時代だから、ラジオと楽譜だけだよな。譜面を見て、でたらめのコードで弾きながら(こんな曲か)と思ったりしてたよ。ビートルズは力あるよね。
<ス>相変わらずビートルズの影響って大きいですもんね。そんなグループは他にはいないという事を考えたら凄いですよね。ビートルズが、エバーグリーンになり得る確信みたいなものって何ですか?
<小>ビートルズは他の人たちのエバーグリーンのあり方とは趣きがちょっと違うな。王道いってる曲もあるけど、ビートルズが背負ったものってあるんだ。本人たちが望むにかかわらず、世界中の人が集まってくるって言うか・・・。
<ス>背負ってるのは、小田さんじゃないっすか。
<小>何か、自分に世界中が注目してるじゃない?それを常に意識している訳じゃないけど、その中でしか生まれ得ない。しかも、60年代とかその辺でしか生まれ得ないような形で生まれてきた楽曲というのは、「ラブラブラブ」とか、単純なんだけど面白く作られてるじゃない。スタンダードなものに、いきなり実験的なものになっていくような、そういう運命的なものを背負っているところにビートルズの楽曲があるから。しちめんどうくさいことを言ってるけど、ただ聞いて心に飛び込んでくるっていうものだけでないもので背負っている感じがするから、ビートルズはエバーグリーンって単純に割りきれない。他の楽曲のエバーグリーンということで言えば、素直で優しくてシンプルっていうことじゃないの。
<ス>オフコースの一番凄かった頃って、今思ったんですけど、そういうとこなかったですか?集まってきちゃうみたいな。
<小>周りのことはともかく、オフコースもシンプルは目指してたよね。
<ス>ではここで小田さんに「エバーグリーン」に近いものを選んでもらいましょう。
<小>細かいところを考えれば他にもいっぱいあるけれど、みんなのことを
考えるとこれでしょう。


小田さんのセレクト

   ♪「LET IT BE」♪ 流れました。

<ス>小田さんもよく人の曲をカバーされるじゃないですか。TV番組でもカバーされてましたよね。「風のように流れていた」よく見ていたんですよ。歌ってみて感じたことはありますか?
<小>まず 歌ってみたいなと思わないと取り上げない。一番言えるのは歌ってみると難しいなみたいな・・・。人が歌ってると簡単そうだけど、カバーで歌ってみると難しいなというのはあるよね。そいつに出来るだけ近く歌おうとするのか、別なものを作ろうとするのか。それで別なものを作る意味があるのかどうか、似せて歌うことの意味があるのかってことになるじゃない。難しいね、カバーするって。
<ス>「赤とんぼ、やってたじゃないっすか。」
<小>あれは、真似をするところがない。
<ス>あれなんか、自分が歌ったら嫌いになりそうで歌えないですよね。小田さん度胸が据わってんなみたいな。

<ス>僕がこのパートでは、小田さんの曲を選んでいちゃもんをつけようって感じなんですが。僕、ちょこちょこあれ見てたんですよ。「風のようにうたが流れていた」というTV番組なんですけど、その中で、いろんな曲をカバーされてて、(赤とんぼはすごいな)と思ったんですよ。この番組でいつも最後に流れるこの曲。自然体、いわゆるシンプルの感じの曲でエバーグリーンの匂いの漂う曲。僕から見ると、小田和正節が炸裂してるなという感じの曲だったんですけど。この「風のようにうたが流れていた」という曲を「そうかな」というアルバムから選ばせてもらったんですけど、思い入れみたいなものはあるんですか?
<小>番組をやる時に旗印のようなものがいるじゃない。制作側、スタッフ側としては、この歌に向かって作ってるんだみたいなのがあって。番組用に書いたんだよ。
<ス>そうなんですか。僕は、これがいいなと思って。
<小>恐縮です。


スガシカオさんのセレクト

   ♪ 風のようにうたが流れていた ♪


<ス>この間 武道館のライブを見せてもらって見たこともない花道があるじゃないですか。あれは、あの時のライブだけでうすか?共通の花道なんですか?
<小>各会場、お客さんが見えなくなっちゃう角度が違うから、みんな合わせて。
<ス>後ろの普段だったら幕の張っているようなところもお客さんが入っていて、たこの足のようにあっちこっちに花道がのびていて、その先で一曲歌って、また戻ってきて、ちょっとハードめの曲の時はグルグル走り回ってという・・・勝手なイメージなんですけど、小田さんってもっと突き放す人かと思ってましたよ。MCは、突き放してましたけど。小田さんのオーラはお客さんの方に向いていて凄かったですよ!小田さんが走りまわって歌を届けに行ってますみたいな・・・。昔からあんなスタイルだったんですか?
<小>オフコースの時に、客は後ろに入れようというのは決めてたな。後ろの客どうしで牽制しあうっていうか。客に楽はさせねえぞ!みたいな。
<ス>何を言ってるか、よく分かんないんですけど。
<小>そういうことでお互いに盛り上がるだろうっていうか。一方通行で対峙しているのは、もう古くさいなというイメージがあるよね。どこにもお客さんがいるわけだから。
<ス>後ろのお客さんにもサービスしていますよね。
<小>もう気い遣っちゃって大変だよ・・・・(笑)


<ス>こんな質問がきているんですけど・・・最近の若いミュージシャンは
なっとらん!というようなことはありますか?
<小>一番嫌なのは、年寄りの冷や水みたいなことを言われるからな。でも
こいつは居なくてもいいなというのもいるし、こいつはいいな!というのもいる。いつの時代も一緒だよ。自分たちも若い頃やってたけれど、信じきってやってたわけじゃないし。

この後、今ツアーの真っ最中。大阪・名古屋と控えていますよねという話も
ありました。

<ス>いろいろな人がゲストで来てくれるらしいじゃないですか?松たか子
さんも来たんでしょ。
<小>たまたまスケージュールがあいていたら来てもらおうということだよ。そういうことを言うと期待しちゃうじゃない。
<ス>僕も呼んでくださいよ!
<小>えっ!お前でる?
<ス>僕が見に行った時、出してくださいよ。武道館とか。
<小>打ち合わせみたいなのもいるよ。

<ス>もし、一緒に仕事をするなら、こんなコラボレーションやってみたいということ、何かありますか?アート・映画、何でもけっこうです。
<小>そうだね。君とやるという話でしょ。君と映画でね、役者で使おうっていう気はないからね。
<ス>やっぱ、音楽ですかね。
<小>君は理屈っぽいから、やればいいものは出来ると思うけど。昔、ある時にもらった資料を読んで、夜中に出来た時がとんでもなくおもしろい曲ができた・・・っていうのがあったよね。こいつおもしろいなあと思ってね。素敵なことだと思うんだよね。そんな曲が二人で書けたらいいね。
<ス>ところが、その曲全然売れなかったんですよ。
<小>それ、いい話だな。
<ス>最低くらいの売れ行きでね。
<小>でもそれはね、いつの日にかめぐり会えて、大手代理店のやつなんかが「これいいぞ!」みたいな。そんな結果はおもしろいよね。
<ス>二人でやるなら、音楽ですかね?他に使い道ないっすか?
<小>そういう風に考えたことなかったからね。取りあえずお前だったら、武道館にまず来いよ!

<ス>最後に新しいアルバム。何で「そうかな」なんですか?
<小>「相対性の彼方へ」ってタイトルをつけたんだけど、あまり理屈っぽいから、とぼけちゃおうって。
<ス>その裏にちっちゃく「相対性の彼方へ」って書いてますね。
<小>ちっちゃくね。
<ス>ライブに行かせてもらって「突き放されつつ抱きしめられるツアー」というのを感じましたね。


最後に「そうかな」の中から一曲

   ♪ たしかなこと ♪

・・・・30分ほどでしたが 小田さんの生の声が聞けました。
ところどころ抜けております。ご容赦くださいませ・・・・。


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