2006/02/12(日)17:21
ていねいに、心をこめて、、。
犬にかじられて、パソコンをしばらく使えませんでしたが復活しました。
また、よろしくお願いします。
佐藤初女さんの本を読んでいる。森のイスキア、というところで、ていねいに心をこめた料理をだして、話を心を傾けて聞いて、心や体を病んだ人、疲れた人を受け入れている。
初女さんのおむすびを食べて、自殺を思いとどまった人もいる。
「初女お母さんの愛の贈りもの」という本を今読んでいるが、これを読んで、心をこめて料理をつくろう、と思った。
手早く、と思うばかりに、雑になっていた、と気づいた。
初女さんのお米の洗い方、炊き方をやってみた。同じお米なのに、全然違う。心をこめてつくると、こんなに違うのか、と思った。
お米は、手を合わせて、拝むように洗う。30分水につけて、お米の様子をみる。お米がよく水を吸っていたら、水を少し減らす。すっていなかったら水を少し足す。
炊き上がったら、おひつにうつす。
田辺聖子さんも、おひつにうつすと、ご飯がおいしくなる、と書いている。おひつがほしくて、いろいろ探したが、お店には、そのままレンジにかけられるセラミックのおひつはおいてあるが、木製のはおいていない。
すしおけを買って、それを使っているが、木がご飯の余分な水分を吸って、もちもちして、さめても美味しいご飯になる。
初女さんの本を読んで、丁寧に、心をこめて料理しようと思った。
初女さんの本より
~ほどよい重さは、落ち着きと安心感を与えてくれます。
煮物の落し蓋にはお皿がちょうどよい重さです。
老人ホームのお年寄りの中には、夜中に起きて徘徊する人もいました。そこで、施設の布団を軽いものから、ある程度重みのあるものに替えてみたところ、夜中に起きて徘徊することが少なくなってきたというのです。
「人間にも、おとしぶたのような、ある程度の重みというものが必要なのね」
そんな話をしていたところ、子供の福祉にかかわっている息子も深く納得したようでした。そして、子供たちの気持ちが不安になったり、孤独を感じたりするときは、言葉ではなく、だきしめてあげると気持ちがすっと落ち着いて、情緒が安定するのだと教えてくれたのです~